BURRN ! (バーン) 2007年 11月号 [雑誌]
海外・国内(主に海外)のメタルアーティストを取り扱った雑誌、BURRN!は実良い雑誌っす。
お子さまの時から少々メタル好きであった俺はBURRN!と出会ってから益々メタル好きになりました。
この雑誌と出会えて嬉しかったです。この雑誌と出会えて好きなアーティストの範囲が広まりました。
ヘル・ヤー!!!-ライヴ・イン・モントリオール [DVD]
意味不明の発売中止から2年。やっと国内盤が発売されました。過去のライヴとなり色褪せてるかと心配でしたが、素晴らしいバワーを感じるDVDです。2枚目にはハロウィンとの夢の共演のツアーからのライヴ映像(もちろんハロウィンは映ってませんが)、アンプラグド等があり内容盛り沢山です。
ただ、残念ながらブルーレイ全盛の現在。画質が悪すぎるのは否めません。そこがマイナス☆1ですが、内容は申し分なし買って損無しです。
ランド・オブ・ザ・フリーII
ジャーマンメタルゴッド、ガンマレイの9th。2007作
前作から2年ぶりとなるアルバムは、なんと1995年の作品「Land of the Free」の続編だ。
のっけからオールドスタイルの王道ジャーマンメロパワサウンドが炸裂で、
これほどのベテランになってもかつてと変わらぬ勢いを感じさせるのはさすが。
IRON MAIDEN、JUDAS PRIESTなどと同様、長い年月を経てきたバンドとしての貫祿とともに
カイハンセン節ともいえるキャッチーなメロディと疾走感に溢れた楽曲でたたみかける。
間奏部におけるドラマティックな展開力は、鉄壁のツインギターとリズム隊によって支えられ、
若手バンドではかもしだせない強固な説得力と、歴史上の名バンドに匹敵する空気を作り出すことで
カイ・ハンセンのヴォーカル云々という毎度の論議を超越するだけのパワーを生み出している。
そして、ラストは11分の大作で、これでもかという劇的な展開美に綴られてアルバムは幕を閉じる。
過去と現在、そして未来をみすえるようなポジティブなパワーに満ちあふれたこのアルバムは、
「王道とはなにか」という答えを、昨今の若いリスナーたちに提示してみせるかのごとく輝いている。
Modern Guilt
まずは35分足らずの収録時間。
もう少し聴きたいという聴き手の飢餓感を煽るかのような短さは
昔々のアナログ盤時代でも割と短い部類に入るのでは?
しかも10曲ぴったりの収録曲数にも何がしかの意図を感じる。
どういう経緯でプロデュースを引き受けることになたのか不明だが
今旬な(?)デンジャーマウスをプロデューサーを起用するあたりは
嗅覚が鋭いと言うべきか。
余分なデコレーションをことごとく排除し、結果として完成した本作は
『オディレイ』の呪縛から解き放たれたと確信させられる、00年代のベックを代表する傑作です。
トゥ・ザ・メタル
ドイツのヴェテランメロパワバンドの10th。2曲目のやたらカッコいいダイナミックなリフを主体とした疾走ナンバーを適度に盛り込むが、タイトルチューンに象徴されるようにピュア正統派メタル曲も多く、または普遍的なHRナンバーもみられるのでメロパワマニアは曲によっては微妙なはず。歌メロがやたらフリーダム・コールのようなメロディが多い気がするのはダニエル・ツィマーマンが曲作りに結構関わったせいか?疾走ナンバーは従来のスペイシーさはなくなってはいるがシンプルなミックスながらやはり抜群に上手い演奏陣によってダイナミックさは増幅。