快進撃TV「うたえモン」スーパーヒーロー列伝
往年の男子向けアニソンおよび特ソンの中でも基本中の基本、定番中の定番ともいえるダイナミックなナンバーばかりで構成されたオムニバス(いろんな意味で、10だけ浮いてますが)。もちろんすべて歌える必要はないが、カラオケ対策のためにも(というか、いわゆるひとつの基礎知識として)、普段から知っておいて損のない名曲揃いなのは確か。「レッツゴー!! ライダーキック」が藤岡弘、によるヴァージョン、というところが微妙にマニアック。『009』に関しては79年版の主題歌「誰がために」の方が―カラオケ向き、ということでいくと―ベターだったかも。
なお、ブックレットには歌詞のほか、オリジナル・アーティストによる一口コメントなども掲載されている。
DRAGON BALL Z DVD BOX DRAGON BOX VOL.2
「孫悟空」と聞いて何人が「猿」の方を思い浮かべるだろうか?
ツンツン頭で人なつっこい顔のマッチョマン、赤い服、無敵の男。
このアニメ、そして漫画をオンタイムで見てきた人ならまずこっちを思い浮かべてしまうのではないだろうか。西遊記を知らない人は少ないだろう。つまり小さい頃のみんなの「孫悟空」のイメージは猿だったはずだ。
しかしこの男はその固定観念をぶち壊してしまったわけだ、
かめはめ波で。しかも軽々と。
当時のDB旋風は凄いものだった。みんな夢中だった。この世代にDBを語らせたらきりがない、と思う。学校には文房具を持っていき、友達の家ではゲームで遊び、家に帰れば本を読む。四六時中この作品に触れていたし触れていたかった。
ガシャポン、カードダス、メンコなどDB関連の商品たちは当時の子供たちにとって宝物だった。そして当時子供だったおれたちは大人になり、宝物というモノの意味も成長とともに変化した。子供の時分では買えない大人の宝物。
この商品はその究極形と言っても過言ではないだろう。
ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画
このソフトは私が年端も行かないころに購入し、はまったものの、「月末にこづかいが底をついたから」というくだらない(しかし少年にとっては非常に深刻な事態であった)理由で一度売っぱらってしまった。その後、年とゲーム経験を重ねるにつれ、後悔の念が湧いてきた。この作品のゲームバランス、ストーリーの出来、グラフィックの質、総てが傑出していたことに改めて認識させられたからだ。
定期的に中古ショップなどを渡り歩いたりもしたが、ファミコンソフト自体、年々流通量が減る上に、ましてファミコン最末期に発売されたこのソフトの知名度は低く、出荷台数も少ないこともあり、一度として店頭で見かけることはなかった。故に、私にとって、こんな所でお目にかかれたこと自体奇跡といっても過言ではなかった。
バンダイの出した全ドラゴンボールシリーズのうちで、間違いなくその完成度は三本の指に入る。ファミコンに限定するなら、ダントツでこれだと言い切ってよい。