Don't Sweat the Small Stuff and It's All Small Stuff: Simple Ways to Keep the Little Things From Taking Over Your Life (Don't Sweat the Small Stuff Series)
タイトルからして、癒し系の軽い本かと思っていたのですが、さすがは洋書翻訳ものだけあって、内容は意外とちゃんとしていました。
邦題が意訳ではなく直訳という点でも好感が持てます。
内容は言ってしまえば『もっとも大切なこと』や『人を動かす』、『道は開ける』そして『ブッタとシッタカブッタ』シリーズと同じです。
これは逆に、洋の東西を問わず、しあわせに生きるための哲学/考え方/思考法は同根なのだと言うことでしょう。
本書の内容を要約すると、現在の自分を受け容れ、時間的・空間的には大局的なものの見方をして、他人と争って自我を通さない、ということになるでしょう。
「人生は万人に公平ではない」という指摘にはハッとさせられました。
確かに昔ながらの日本人にとっては当たり前のことかもしれませんが、本書を読み飛ばせる人っていうのはいないと思います。
グリッタリング・プライズ/ザ・ベスト・オブ・シンプル・マインズ [VHS]
新しくデビュー当時からのPVなどを集めたSEEN THE LIGHTS が出て、このビデオともサラバイできるかなと思っているファンの人、甘いです。このビデオにはこのビデオでしか見れないものが殆どです。確かにメジャーな曲しか入っていませんが、ジムのインタビューも貴重ですし、SEEN THE LIGHTS では明らかに違うPV、特にライヴ映像のものがとても貴重です。ライヴ映像もののPVが好きか嫌いか、どちらかに分かれると思いますが、そもそもちゃんとした、まとまったライヴ映像というのが少ないシンプル・マインズだけに、やはり見ておいて損はありません。これもDVD化されない限り、ファンの間では、これから希少価値が上がるでしょうね。
Seen the Lights - A Visual History [DVD] [Import]
初のDVDでこの内容は凄すぎる!まず、PV集ですが、VHSで出されているGlittering Prize に収められているものとは違うものばかり入っています。(似ていても微妙に違うものなどあります)。なんと言っても貴重すぎるのがLove Song, Promised You a Miracle の正式(?)PV版。GPではLove Songはベストを出した当時のライヴ映像でしたし、Promised... は普通、MTVでは奇妙なライヴ版が流れていました。シンプル・マインズの歴史の中でも思い切り謎に包まれていた80年代初期のものが見れるというのは、ニューカッスルの伝説のライヴ映像も含めて、涙モノです。この日をどんなに待ったことか。公式サイトで見れるPVもありましたが、ネットでは所詮圧縮映像。DVDで綺麗に見れるのはとても嬉しいです。マインズのPVは大して何の工夫もないことが多いのですが、ずっと通してみていると80年代の音楽&ファッションの移り変わりなどが見れて爆笑必至です。Love SongのPVには大爆笑させて頂きました。暴れまわるジムをとくとご覧下さい。Disc2のライヴはVeronaのライヴ映像が復活。こちらはライヴ映像、インタビュー等々がうまく交差するように出来ているものです。Street Fighting Yearツアーですので、ジム、チャーリー、マイケル、メルが揃った最後のライヴ映像と言っていいかも。迫力あるステージですが同時にBelfast Childの神聖さに感動したものでした。ヴァージンレーベルですがCRYまでカバーしているし、貴重映像満載、これでこの値段でいいのか?という驚きの内容です。私もリージョンフリーのものを持っています。
New Gold Dream: 81-82-83-84
リリース当時、アナログでリアルタイムで聴いていましたが、今 CD で聴いても相変わらず感動させてくれる SIMPLE MINDS の間違い無く最高の作品です。(この路線はやはり CD で聴きたいですよね)。前作 SONS AND FASCINATION も個人的には非常にお気に入りの作品なのですが、やはり=彼等のどれか1枚!=と言われたら本作しかないです。とにかくオープニングの SOMEONE,SOMEWHERE IN SUMMERTIME。毎年夏になると、コレクションから引っ張り出して来てこの曲を数回聴かないと気が済まない。リリース当時のイギリスでの生活を思い出すんです。イギリスの夏の雰囲気と言うか、景色、空の色全てを賞味期限無しで封じ込めた傑作のナンバーです。最近 SIMPLE MINDS を少しづつ聴き始めた友人が=この曲、何だか凄い良いんだよね=と言っていました。分かってるな~。全9曲、駄作一切無し!。 UKチャート大ヒットナンバーPROMISED YOU A MIRACLEとGLITTERING PRIZEが目玉的なナンバーですが、ハービーハンコック参加のスペーシーなインスト SOMEBODY UP THERE LIKES YOU にはコズミックにアップリフトされるし、 HUNTER AND THE HUNTED は、しんみりと聴きいってしまう、全9曲イモーショナル&メランコリックで最高です(+クール&ファンキーです。)。 名ドラマーMEL GAYNORのタイトでマシンの様なドラミングも、本作で聴けるものが本作以降の迫力の有るロック的な叩き具合控えめで一番良い感じがします。+当時 UKのジャケデザイン界では PETER SAVILLEと肩を並べる程の大物デザイナーだったMALCOM GARRET(DURAN DURANのジャケ等も手掛ける)による、このジャケデザインも良い!。文句の付けようが無い全てが完璧な作品です。この時期の UKエレポップの質の高さを象徴する作品でも有ります。