ゴールデン☆ベスト RCサクセション
『SUMMER TOUR』『トランジスタ・ラジオ』『サマータイム・ブルース』など80年代のRCミュージックが満載で、本格的なベスト盤として楽しむことが出来ます。中でも『サマータイム・ブルース』は当時の清志郎節が感じ取れますね。いつもするどい歌詞と暴れ狂うようなサウンドが魅力的なRCの傑作と言えます。
心の旅
聞いていると、まるで自分ひとりのために坂庭省吾がたった一人のコンサートを開いてくれているような気になるアルバムですね。ギター1本の弾き語りというシンプルさが、省悟さんのボーカルを引き立てて、曲のよさも際立たせていて、とってもいい感じです。MCも省悟さんの人柄そのままで、聞いていると今でも京都でがんばっている、そんな錯覚さえ覚えます。このアルバムは、09年のベストです。決してメジャーに活躍していたアーティストではない彼のこんな素敵なアルバムを企画してくださった関係者の皆様、本当に感謝です。
プロポーズ
松山千春がやっていたNEWSレコードから発売されたためなのか,なぜか今まで復刻されることのなかった名盤がやっと復刻された。
このアルバムが発売された当時,私は中学生で2800円のLPレコードなんて,そうそう買えるわけはなかったけど,出入りしていた楽器屋で村上律(多分)と2人だけのツアーのチケットをもらって,聴いた“コスモス”や“HELP!”,そして“日本海が広がっている”にはやられてしまったものです。
このレコードでは,当時の音楽状況を反映して,結構Newwaveなアレンジがされているのですが(特に“HELP!”),加川良のあのネバっとした唄い方は少しも負けていません。しかし,ギター1本の,あぁ加川良だなぁと思わせる“通りゃんせ”も素晴らしい。もちろんボーナストラックの2曲も素晴らしいです。
これを逃すと,また手にすることができないかもしれないので,加川良が好きだった人も,知らなくても日本のフォークソングに興味のある人は買って損はないと思います。
「働いて,働いて,こんなに曲がっちまってさ。でも覚えてる。今日,君の誕生日(誕生日)」だなんて,今時の軽すぎる唄では聴くことができないですよ。