スロー・アタック
売れなかったみたいですねえ・・・
1曲目のHymnからして大傑作なんですが。
Suede時代の毒は消えてしまいましたが、この曲の澄み切った印象はデヴィッド・ボウイのSpeed of lifeに匹敵します。
また、アルバムを通して聞いて、疲れない。
聞き終えて、もう一度聞こうと思わせる。
最近珍しいタイプのアルバムだと思いました。
全曲素晴らしいのですが、何度も通して聞いた結果SummerとHunted、それにAshes of usは中でも傑出しています。
Suedeが好きな人より、むしろSuedeを知らない人にこそ聞いて欲しい。
詩の世界も実に素晴らしい。
特にAshes of usの歌詞はその詩的世界に静かな感動を覚えました。
これは、Suedeには見られなかった美しさだと思います。
ジェーン・バーキン ベスト
高級バックのエルメス・バーキンのバーキンはジェーン・バーキンのことです(エルメス・バーキンが欲しいと思っている人の半分くらいは知っているはず)が、彼女は元ヶイギリス人の女優であり、フランス人のセルジュ・ゲンスブールと結婚してから歌うようになりました。その彼女の歌声は耳元で囁くような儚い響きがあり、曲と合わせて妙な懐かしさがあるので一度聞いてみても損はないと思います。
yesterday yes a day と Je t'ame moi non plusだけでも充分に価値のあるアルバムですが、他にも味のある曲がそろっています。ちなみに私はyesterday yes a dayのためだけに買いました。
1.無造作紳士 2.哀しみの影(yesterday yes a day) 3.ジュテーム・モワ・ノン・プリュ 4.思い出のロックンローラー 5.フォード・ムスタング 6.ジェーン・バーキンのバラード 7.ぬかるみ 8.ディ・ドゥ・ダー 9.虹の彼方 10.バビロンの妖精 11.シック 12.さよならは早すぎる 13.コワ 14.ディーズ・フーリッシュ・シングス 15.時の流れに・・・ 16.それでも 17.ベイビー・ルゥ 18.目を閉じて 19.手ぎれ 20.ラ・ジャヴァネーズ
ベスト
セルジュ・ゲンズブールの楽曲とジェーン独特の癒し系(?)歌声が融合して、独特の世界がつくられています。
ジェーンの歌声を聴くと、気分が落ちつきます。最近の癒し系ブームにちなんで言ってるわけではないけれど、疲れてる方におすすめのCDです。