三丁目の夕日 夕焼けの詩 58 三丁目竹取物語 (ビッグコミックス)
巻頭に、「三丁目昆虫記」と「三丁目竹取物語」が並んでいます。
虫愛ずる姫君とかぐや姫。
どうなっているかは、読んでのお楽しみです。
ALWAYS 三丁目の夕日 通常版 [DVD]
映画が始まるとすぐAlwaysに世界に引き込まれた。まず、美術の素晴らしさに驚く。昭和三十三年というと私も映画に出てくる少年とそんなに違わない。冒頭からセットの素晴らしさに感動した。板塀の家、舗装されてない道路、駄菓子屋、荒物屋、八百屋、看板、服装など細部までリアリティがその当時の実感が戻ってくるようだった。向う三軒両隣りではないが、町内で知らない人なんていない。昔はそうだった。人情に厚く、喜怒哀楽が豊かで、貧乏でも明日に希望を持っていた。画面からそんな明るさやパワーが伝わってくる。CGの出来も素晴らしい。ほとんど違和感がない、それくらいあの時代の消えてしまった路面電車、上野駅、SLの集団就職列車、銀座の街並みなど東京の街を感嘆するくらい再現している。映画では建設中の東京タワーがシンボリックに扱われていたが、まさに高度経済成長前夜を感じさせる。この映画の魅力は懐かしさだけではない。なによりもそこに生きる人間がとても人間らしい。人と人のつながり、なんでも話せる家族の素晴らしさ、人を思いやる気持ち、人間として生きていく上で一番大切なものが映画の世界に溢れていた。今という時代設定ではとても描くことが難しい世界だ。この映画は単なる懐旧的なほのぼの映画ではなく、いまという時代に生きる私たちとても大切なメッセージを発信している。吉岡秀隆は持ち味を活かしながら、大人の男をしっかりと演じていた。最優秀主演男優賞受賞は当然だろう。堤真一はたたき上げの鈴木オートの社長、頑固で熱血漢の情にもろい男をパワー溢れる演技で彼の受賞も当然と思った。薬師丸ひろ子も中年の母の役が自然に演じられるようになったのだと感心してしまった。そして、ヒロミを演じた小雪、彼女も良かった。なによりも見る人を幸せな気持ちにして、元気を与えてくれる。
2時間20分があっという間に終わった。今年度ベスト1に納得。
ALWAYS 三丁目の夕日 豪華版 [DVD]
昭和の野暮ったい話じゃないの〜?と言う感覚で見たが、
ものすごくよかった、びっくりした。
なにが『いいか』って、
・出てくるみんなが当たり前にみんなを思っているところ。
・一生懸命生きているところ。
・夢を持って毎日過ごしているところ。
・簡単に町が1つになれるところ。
・映画そのものがあったかいところ。
・・・・・とにかくいいの。
おまけにこれを見ている劇場の観客全員が
場内一体で一緒に笑ったり、すすり泣いたり・・・。
この劇場の雰囲気って映像で簡単に出せるものではない!!
東京タワーの完成が最後に映し出されるが、
それよりも登場人物がそれぞれの場所で感じている夕焼けがきれいだった。
今都心では夕焼けより東京タワーを見るほうが簡単。
当たり前の景色を失っている現在に少し疑問を覚えながら、
映画で感じたあったかさを噛み締めていた。
新生活読本魔術師 (双葉文庫名作シリーズ)
西岸良平さんの作品はどれも本当に面白く、大好き、というより、とても愛着を感じています。
私が今迄読んで来た漫画の中で、西岸良平さん程、大人でも一番楽しめる、長く愛せる作品を描く人はいませんね。
独特のほのぼのとした温かさが、多少猟奇的な路線のこの作品でも、随所にかいま見る事が出来ます。
特に、西岸さんの描く猫がとてもかわいらしくて、大好きです。
ずぅっっっっと、 描き続けてほしいです。
この作品(魔術師)はamazonで初めて知りましたが、鎌倉物語も、三丁目の夕日も、ポーラレディも、みんな面白くて温かくて大好きですが、一番すきなのは、「ひまわりさんの詩」です!!!!!
西岸良平さんの作品を、もっとamazonで取り扱ってほしいです。
ALWAYS 三丁目の夕日 [VHS]
今さっき金曜ロードショーで見終わりました。
なんじゃこりゃ?!
と自分でも意外だったくらい、泣いて泣いて泣ける映画でした。
映画でこんなに泣いたのはいつ以来でしょう。なにげに見ていたのに、すごい得した気分です。しかも映画館ではなく、テレビでタダで観ましたので余計に得した気分です。
監督、スタッフ、役者のみなさんに大感謝です。ありがとう、ありがとう。