冬のピノキオ
あのチバが今度はイマイと組むとあって、そのアルバムの出来をいろいろ想像していた。
正直チバは、アベのギターで一番輝いて尖ってその真価を発揮するのだと思っていた。取扱いの難しい石のようなボーカル。それがチバに対する印象であり、ずっと変わらずに持ち続けている感想でもある。
で、このアルバム。インストが多くボーカルが少ないというのは前以て知っていた。果たしてそれが吉と出るのか凶と出るのか、興味津々でCDを手にした。
まず1曲目の「HIMALAYA」で、これは自分が想像していたような音楽ではないのだとすぐに解かった。横面をひっぱたかれたような感じ。
甘く見るなよ、と大人の余裕で軽く叩かれたような、そんな気がしたのだ。
全曲通して、澄んだ音のギター。
スリリングでありながら深く、そして凪いだ湖面のような。
そこに時々、チバの声が絡まる。自らの傷を掻き毟ることで言葉を発することが出来るのだと言わんばかりに。
最後の「OH! BABY DON'T CRY」は特に圧巻。
こんなに切なく優しい歌を、他に聴いたことがない。まるで賛美歌みたいだ。
TMGEでは、こんなに悲しく綺麗な歌を聴くことは出来なかっただろう。
いまでもTMGEは私のなかで一番のバンドだけれど、こういう変転を迎えることが出来るのならば、変わっていくことも素敵なことなのかもしれないと思った。
人はそれを、大人になることと言うのかもしれない。
ゴダイゴ・グレイト・ベスト1 ~日本語バージョン~
「銀河鉄道999」や「西遊記」が流行っていた当時、全く興味がなかったのに、最近になってサビの部分が流れたりするとどうしても気になって買ってしまいました。
買ってからの感想は、「やっぱり良いものは時代を超える!」でした。時代は移り変わっても良いものはいつまでも心に残るし、人に感動を与え続けるものだなと実感しています。
私のお薦めは「銀河鉄道999」「ビューティフル・ネーム」「ガンダーラ」です。一度も聞いたことのない若い方にもぜひ聞いてもらいたいです!
この値段で買えるなんて、すごくお買い得ですよ!
ゴダイゴ・グレイト・ベスト(2)‾英語ヴァージョン
レビューで「歌詞はめちゃくちゃだった」と書いてるかたがいますが、誤解を招いてますよ!
「英語でしゃべらナイト」で言っていたのはタケカワさん自身の作詞のことで、ゴダイゴの歌詞のことではありません。
実際にゴダイゴの歌に使われているのは、「百万人の英語」でも有名だった奈良橋陽子さんが作詞したものです。
マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった
この本の著者、ジョン・ウッドはマイクロソフトでそれなりの高い役職につきながらも、訪れたネパールで本を手に取った子供たちの、宝物を見るような表情に心を打たれ、仕事をやめ、社会企業家としての道を切り開いていきます。
「僕は世界を変えたのだ。少なくとも世界のほんの一部を変えることができた。」という初めて感じた気持ちに従い、そして世界中の人びとの心を変えていきます。
生きることと仕事をすること、この2つが同じであることをあらためて考えさられ、目的を持って生きることの素晴らしさを痛感しながら、自分の今をちょっぴり苦い気持ちで思いました。
でも私が出来ることはほんとうに微力ですが、それは何もできないということではなく、微力かもしれないが、何かができるということなんだ、という気持ちになってこの本を閉じました。
少年アシベ ネパール大冒険の巻
久しぶりにこのゲームをやってみました。そしたらたったの2時間でクリアできちゃいました(笑)。ですがセーブ機能もついてて、長時間プレイにならないような工夫もされています、要はほど良い時間でキャラクターを見て楽しむゲームだという事ですね。小さなお子さんには楽しめると思います。山林の迷路には多少苦戦するかも?