アンジェリーナ・ジョリー サイボーグII [DVD]
確かに、ヒロインのアンジェリーナ・ジョリーは初々しく、見所もそれなりにありますが、ストーリーが何とも中途半端で消化不良な感じです。彼女が好きな方にはお薦めですが、SF好きな方には、ちょっと期待はずれだと思います。
ピアノ・グランド~スミソニアン・セレブレイション
アメリカを代表するスーパースター:ビリー・ジョエルが司会を務めた記念すべきコンサートです。各界から著名なアーティストが世界中から参加されていますが、やはり、私自身ビリー・ジョエルによる熱唱が一番素敵だと思います。彼こそ世界のエンターテイナーであるのを実感できるアルバムだと思います。
イリアス〈上〉 (岩波文庫)
名前だけは誰でも知っているホメロスの「イリアス」、「オデュッセイア」ですが、実際どのような話なのか、恥ずかしながら30歳になる現在まで知りませんでした。たまたま書架に岩波児童文学の「イリアス」があったので目を通し、初めてこの世界史上最高傑作を読む機会を得ました。岩波児童文学の「イリアス」は子供向けにかなり省略されているのですが、いいところは本物の「イリアス」の冒頭にいたるまでの経緯が書かれているところです。つまりなぜアガメムノン率いるギリシャ軍がはるばる海を越えてトロイアまで攻め込んできたかという理由が書かれており、これがまったく初心者の私には大変わかりやすかったです。
「イリアス」は壮大な叙事詩だという余計な知識だけはあったものですから、本文も現代人には非常に読みにくい代物に違いないと、おろかな偏見をもっていました。実際にはまったくそのようなことはなく、普通の小説と同じようにサクサク読めます。しかも3000年の時を経て読みつがれてきた、他に類のない作品であるだけにそのスケール、文学的なレベルの高さはまさに驚異の域にありました。おそらくこれまでのべ数百億人(!)が胸を躍らせてこの作品を読んできたその凄みがじかに伝わってくるといった感じでしょうか・・・このような喜びを与えてくれる文学作品はほかにないと断言できます。それくらい凄い作品です。「イリアス」「オデュッセイア」には頻繁にギリシャ神話の神々が登場し、さまざまな登場人物に栄光を、または悲劇をもたらしますが、それらの神々の息吹がこの作品そのものにも宿っているのでは?とおもうくらいこの作品のレベルは神がかっています。
このレビューをよまれているとこいうことはおそらくまだ読んだことのない方だと思いますので、この機会にぜひ手にとって読んでください。
イリアス〈下〉 (岩波文庫)
このお話を通して一番印象的だったのはヘクトルです。
闘いの場面の猛々しさ、作戦会議のややワンマンぶり、そして家族への暖かさ。
様々な一面が見られて、とても彫りの深い人物像でした。
読んでいくうちに、「勝って欲しい!」と思いました。
だから、最後はとても悲しいお話でした。
NOW 8
ジャンル無視のバーリトゥード状態。たとえば、ジャズ=イリアーヌ~いやし系=サラブライトマン~セイントエティエンヌまでの幅広いコンピレーション。ラストのヌーノゲレロでゲ~ロゲロ。
海に行く車の中でみんなでわいわいいかも。10点中7点。