Live is Wonderful ~Misato Matsuri Box 2006-2010~ [DVD]
2006年からスタートした美里祭り。毎年、場所を変え品を変え以前の西武スタジアムに代わる夏の風物詩になって早5年!!その集大成がここに!特にその場所その場所での選曲やトークも
魅力的です。また、今回、美里祭りオンリーでの収録は初なので、1曲1曲聞いていくと、その時の盛り上がったように熱狂してしまいます。5年分はかなり見ごたえありです!!
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J-ポッパー伝説[DJ和 in No.1 J-POP MIX]
バカ売れしたJ-POPがテンポよく34曲流れていく。だいたいこういうオムニバスにはいらない曲がいくつか混ざってしまっているものだが、これは選曲が素晴らしいね。68分間の「あの頃」へのタイムスリップを楽しめた。
虚構の劇団『リアリティ・ショウ』 [DVD]
初演でファンになった『虚構の劇団』の第2回公演は、会場が早くも「紀伊國屋ホール」とは!びっくり。
前回公演作のテーマは、ネット上のいじめやブログ+民話、
今回は、サバイバル番組(リアリティ・ショウ)とWeb生中継サイト+カルト宗教+鴻上版ロミオとジュリエット。
取り上げる題材が今回も”今”のネタでビビット。
ある家に劇団員全員が缶詰になり、稽古の様子だけでなく、すべての生活がWebで24時間生中継、。
人気投票・不人気投票あり、途中からは週一回の告白タイムができて、「あいのり」だったり「ねるとん」だったり。
中途半端に観られているよりすべて完全に観られているならそのほうがいい。
というのもわかる気がします。
誰も見てくれないよりも余程いいかも?
ああだこうだもめながら、一緒に芝居を作る仲間たち、
こういう空間を観ながら、観客としてこの時間を共有して
一緒に楽しめるのがとってもいいんですね。
また、それぞれの俳優さんたちの個性と、そのコンビネーションがより生きてきた、自然に息が合ってきた感じがします。
パンフレットを読んでも、鴻上さんも意識的にキャラクターを引き出しているようです。
それぞれの個性が、とても反映された役が作られてます。
クライマックス 80’s BLUE
小学校から高校までが全て80年代だった。佐野元春「サムデイ」は小学校、小林明子「恋におちて」は中学校、プリンセスプリンセスの「DIAMONDS」、ZIGGYの「GLORIA」は高校時代の思い出である。特にZIGGYの曲はドラマ「同・級・生」の主題歌で、あの安田成美と緒方直人が海辺で楽しそうにはしゃぐのを見て「早く大学生になりたいなあ」と思った。
過ぎ去った時代ではあるけれど、古くない音楽。長く聴ける音楽があることに喜びを感じるアルバム。他のものも買っておきたいと思った。気持ちを若返らせたい時にはこのアルバムを聴こう!
虚構の劇団『グローブ・ジャングル』 [DVD]
『今,ネットって,人間がどこまで最低になれるか実験をしてるでしょ』
2ちゃんねる、ブログ炎上、祭り・・・。
ネット上で匿名で繰り返される激しい攻撃といじめ。
「グローブ・ジャングル」とは公園にある丸い形の回るジャングルジムのこと。
「骨組みだけの地球を表すこの遊具は日本人が発明した。」のだそうだけれど、
・・・いま公園からは次々に遊具が撤去されベンチだけの公園が増えているという。
これは、親たちが危ないからとクレームをつけ、それを恐れた管理事務所が撤去に動いているから。
今やグローブ・ジャングルも絶滅寸前。
昔話「こぶとり爺さん」を上演しようとすれば「差別」だと言われ、
学校で上演する劇の俳優にAV出演歴があれば教育上良くないと言われる。
今は、クレームが横行し、自粛と配慮が氾濫する世の中。
ロンドンで、昔話の芝居をするため集まった若者たちも、それぞれが言えない事情を抱えて、日本から逃れてきていた。
同じ趣味の人間、気の合う人間までも”ソウルメイト”としてネットで世界中から検索して探しまわり、求め、
登場人物たちも各々がブログに心情を残すことを拠り所にして、気持ちを晒しながらも、
一度その情報が流れると、一生ネット上からは消えないかもしれない。
ネットを介すれば地球上どこからでもアクセスできる現代では、その過去は地球上どこまで逃げても追いかけてくる。
鴻上さんが、今、感じ、考えていることをタイムラグなくすぐ芝居で伝えられるように、
またそれを若い俳優たちと共有するために、旗揚げされた劇団とのことで、
まさしく、「今」が複雑に反映された芝居になっていると感じました。
劇団の解散や、芝居をすることで人を傷付けたくないとか、演劇に関することや、
劇中劇やダンスもあり、日本人の海外生活など、本当に盛りだくさんの内容になっています。
これを、劇団の平均21.7歳というフレッシュなメンバーが、魅力的に演じており、素直に感動しました。
何より温かみを感じます。
グローバルな世の中に前向きに漕ぎ出す姿が、劇団の旗揚げにも重なっていて好きです。
あまり大きくない劇場、若い俳優さんたち、小気味良く笑いと涙があって、最後はそのとき舞台上に作られた、今ここにしか存在しない世界に浸ったまま、もっと味わっていたいような、劇の終わりがなごり惜しい…そういう芝居が好きです。