クイック・ジャパン85
歳を重ねる毎に良い加減に力が抜け、面白さを増していくさまぁ〜ずの二人を徹底的に特集しています。
インタビューは二人一緒での形式。今まで単独ではありましたが、二人一緒はあまりないので嬉しかった。二人の掛け合いの声を想像しながら読むとまた楽しい。
また、特に必見なのがウッチャンからさまぁ〜ず二人への直筆のお手紙。二人への信頼、また戦友としての絆が見てとれて、ジーンとしてしまいました。
その他、ライブレポートやDVDレビューなど、盛り沢山な内容です。22年目の今もなお、たくさんのテレビ番組に出ながら「お笑い芸人」でありつづけるさまぁ〜ずのカッコイイ姿が沢山見られます。テレビのさまぁ〜ずしか知らない方に是非読んでほしいです!
ふたり
恋人同士なのに
なぜか不安でいっぱいで、
切なくて、苦しくて、
失恋じゃなくて
恋人がいないわけでもなく、
愛する人がそばにいるのに、
なぜにこんなに苦しいのか。
幸せなはずなのに
ずっと一緒だよね?って確認したくなる気持ち、
そんな気持ちを
相変わらずのしばじゅん節で歌い上げます。
聴かせます。
そしてきっと女の子なら泣いちゃうでしょう。
そうそう、この気持ちわかる、って。
でも、男だって同じ気持ちなんだよ。
神様にお願いするんじゃなくて
ちゃんと相手に伝えなくっちゃ。
そんなメッセージも受け取れます。
いいです。
しばじゅん。
ロング・ラブレター ~漂流教室~ DVD-BOX
このドラマが始まったときは常盤さんをみる為だったのが、いつのまにか窪塚くんだったり山下くんだったり山田くんだったり。とにかく彼らを全然知らなかった無知なわたしが今では中二の娘の同級生にも雑誌の切り抜きをもらう程、窪塚洋介にはまりました。他の作品とは違う大人の雰囲気と無邪気な表情、すごくいいです。生徒役の鈴木えみさんも好きです。
ねがい (ビッグコミックススペシャル 楳図パーフェクション! 2)
楳図かずお先生といえば「漂流教室」「わたしは真悟」といったSF超大作や「おろち」「神の左手悪魔の右手」といった連作シリーズが有名ですが、この本に収められてるような超現実の短編においてもトップクラスの漫画家です。「ねがい」は恐ろしくも悲しい心に残る名作中の名作。「DEATH MAKE」は夜の学校で生徒たちがモンスターに襲われる話だが、どこまでが夢か現実かわからなくなる。「絶食」はオチの効いたショート・ショート。「Rojin」は哲学的というか何か凄いものを秘めてる気がする。「プレゼント」はサンタクロース大暴れの快作。「蛇」は1975年の作品で、初期の蛇モノとはまた違ったリアルな恐怖が迫ってくる。「鎌」はコマがとても少なく、主に見開きなどで進行する実験的な漫画で絵が大迫力です。アイデアも秀逸。
入門者の人が選ぶ、楳図短編集の最初の一冊にも向いてると思います。「DEATH MAKE」「プレゼント」「鎌」の3本は、「妄想の花園」からの抜粋です。
まことちゃん 劇場版アニメーション [DVD]
まことちゃんブームの最中(1980年)に作られた劇場用アニメ映画をデジタル・ニューマスターでDVD化。
当時、『テレビでは絶対見られないのら!』という煽りつきでの公開でしたが、
この作品は本当にその後TVで1度も放送されることはなく、なぜか1998年にヒッソリとビデオとLDが発売。
それには映画の本編前・本編後にそれぞれ楳図先生本人出演の映像特典が収録されていたが、
今回はその映像は収録されてはいない。
内容は原作エピソードを数本繋げてある、いわばオムニバス作品。
原作は「ビチグソ」や「ち○たま」等のお下品な点と、描き込まれた絵やテンポ良い展開が特徴の一つだが、
このアニメ作品は前者ばかりが強調されすぎて、後者は蔑ろにされている感がある。
キャラクターもあまり上手く書けているとは言えないのだが、これは楳図キャラクターの画が難しいのと、
制作当時のアニメ業界のクオリティーを考慮して・・・ま、いっか。
でも、当時のポスターに『総制作費・4億5千万円』とあるが、あの絵でこの制作費はないですよねぇ(嘘?)
「原作と映像作品は別物」と言い古されたセリフですが、この作品にも多分にそれはあてはまるので、
軽い気持ちで観ると逆に楽しめるのかも?
そのあまりにもお下品な内容に声優の方々がことごとく出演拒否をされたらしいですが、
アルプスの少女ハイジのアノ方が、まことちゃんを可愛らしく演じています。
声優に楳図先生本人や、ツービート(ビートたけしさん)も出演されていますよ。
未発掘なのか、ツービートがMCをした予告編が前ソフトに続き未収録なのが残念ですね。
映画の為に楳図先生が書き下ろしたイラストが3タイプ存在するのだが、
DVDレーベル面と封入のスタッフリストに再現(経年劣化の為か色味は当時とは若干違う)されている点は◎。
作品内容よりも、楳図先生本人による作詞・作曲・歌唱による妙チクリンな歌が印象に残った作品でした。
グワシ!