NHKアーカイブス ドラマ名作選集 「北の海峡」 [DVD]
うわぁ、これが遂にDVD化されるんですね!
今となっては、織田裕二が初めてシリアスなドラマで、脇とは言え山崎努の息子と言う重要な役どころで、全国ネットのドラマに出演した作品というので伝説となっているドラマですね。
でも、内容も北方領土という国境問題が前面に出ていて、NHKでしか作れない骨太なドラマです。
これがDVD化されるのなら、次は是非、織田裕二の初主演作である「十九歳」も是非DVDにしてください。織田裕二自身も、これで成功して俳優としてやっていく自信がついたと言っている(事実、これ以降民放からひっきりなしに出演依頼が舞い込み、2年後の「東京ラブストーリー」へつながっていく)、すごく重要な作品ですので...。
誰も見たことのない日本の領土 DVD (別冊宝島) (別冊宝島 1724 ノンフィクション)
尖閣諸島、竹島…領土の問題について知ってはいても、実感として受け止められている日本人はどれだけいるだろう。
報道写真家山本皓一氏の手による映像が、目の前にそれをつきつけてくれた。
理不尽に実行支配されている日本の領土。
こういうことこそ報道されるべきであり、日本人が見ておくべきことだと思う。
DVDと本なので、とてもわかりやすくまとめられていて、すんなりはいってきた。
日本がどういう状況に取り囲まれているのか。ひとりでも多くの人に現実を見てもらいたい。
テレビばかりの情報では真剣にバカになってしまうと怖くなる。こういう情報がもっと広がるといいのに。
CIAと戦後日本 (平凡社新書)
著者の有馬哲夫氏(早稲田大学)は、『日本テレビとCIA』(06年,新潮社)や『原発・正力・CIA』(08年,新潮新書)などで、戦後日本の“闇の部分”を暴いてきているが、この著書でもアメリカのCIA(中央情報局)から放出された文書等(以下「CIA文書等」という)を入念に読み解き、「対日政治工作」の実情を明らかにしている。
当著では、北方領土を巡る日ソ交渉、「再軍備」に係る「日本海軍」の再建、「新情報機関」の創設などについて、それぞれキーパーソンとなる重光葵、野村吉三郎、緒方竹虎らに焦点を当てつつ、CIA文書等も参照としながら、事の顛末を述べている。そこでは当然、アメリカ側による「政治工作」の実態も浮き彫りとなってくる。
そして、主権回復後も続くアメリカによる「軍隊なき占領」に終わりはあるのだろうか…。CIA等への最大の協力者は、意識的あるいは無意識を問わず、本書でも指摘されているような霞ヶ関官僚やマスコミ関係者などであるわけだが、折角の「政権交代」も「管から官へ」という流れで“カンカラカン”の有様…期待はできないだろう。
CIAと「密やかな関係」(p.211)にある日本の保守政党(保守政治家)には全く無理な話であるけれど―本書で有馬氏は、この端緒を開いたのが前述の緒方竹虎と推断している―「軍隊なき占領」状態の解消は、「鳩山−小沢体制」の崩壊でも明証されたごとく、日本人にとって極めて難しい問題、否、永遠の課題なのかもしれない。