せんべろ探偵が行く
発売当時から、ファンとしては複雑な思いにかられた一冊。「呑んで大丈夫なの?らもさん・・・」って。
しかし、これを否定しちゃうと、らもさんの周りをとりまく環境そのものを否定することになってしまう。
ある意味リハビリ的な仕事だったのかなあ・・・推測にすぎませんが。
座談会とエッセイで構成されていますが、らもさんは主役というよりスペシャルゲスト的な扱いに見受けられます。
中島らもはやっぱり、エンタテイメント小説が本領発揮で一番面白いと思うので、星3つ。
ef - a tale of melodies. 1 (初回限定版) [Blu-ray]
待望の第二期スタートでファンにとっては嬉しい限りです。
ただ、第二期から初めて見る初心者さんは注意が必要です。 文庫本にPCゲーム、第一期アニメとメディア展開されてますが、複雑難解なストーリーである程度やり込んだユーザーでないと「?」が付くような内容ですんで、二期目からアニメのユーザーさんは正直ツラいかと思います。
最低でも、第一期アニメを鑑賞して満足した方のみ購入されるのが良いかと思います。
私立探偵 濱マイク DVDヴァージョン 8 石井聰互監督「時よとまれ、君は美しい」
放送時には何かと物議を醸した本作の中でも1,2を争うエピソードと思う。石井聰互監督はマイクの内面に深く立ち入り、ややもすれば内省的な内容ながら銃撃戦の最中にマイクが幻想(あるいはもうひとつの現実)を見るなどシリーズの中でも異色作と言える。ヒロインの渡瀬美遊が透明感あふれる演技で魅力的。マイクとの出会いも面白い。しかしこのシリーズ、全体で言うと不満も多く残る。まずマイクのキャラクターが少し紋切り型で面白みがない。それを取り巻く人物も十分に生かしきれておらずすべてのエピソードを通して100%楽しめたかというと疑問。しかし昨今のテレビドラマ事情を考えるとかなり刺激的な試みだった。DVDではTV版のオープニングが未収録で残念。この番組の某プロデューサーがある雑誌でDVDの映像特典について語っていて、濱マイクシリーズのDVDにはこれでもか、と言わんばかりの特典が入っています、と自慢気に語っていた。その割にはゲストのプロフィールはない、メイキングも製作者の独りよがりのよく分からない自己満足(時間のムダ)、オープニングは入っていないで不満がいっぱい。ディレクターズカットならどこがそうなのか解説を入れろ!作品としては◎、DVDソフトとしては×××です。某プロデューサー(仙頭武則)、パート2を作れ!
クリスマス・ソングス
〜I love cinemas 〜シリーズに続くと思われる全編英語歌唱の季節物。やや歌唱がBGM化している部分もあり、前作2枚の映画アルバムと比べると聞き応えという面では少し劣るか?それでも手嶌葵の稀有な歌声でファンなら買って損はしません。しかしゲド戦記歌集→春の歌集→The Rose →虹の歌集→La Vie en Rose →Christmas songs とこれで英語アルバムが日本語と同じ枚数となってしまったので、次回は是非「歌集シリーズ」へ戻り、ややマンネリ化しつつある「癒しの歌姫」から少し脱皮させて欲しい。手嶌葵の歌声は「癒し」という部分も大きな魅力ではあるが、それだけではないポテンシャルがあると思っています。更なる成長をこの人には期待しています!
僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 (集英社文庫)
人生のどん底に落ちてたときに読んだ一冊なんですが、以来、手放せません。
この本をきっかけに、らもさんの本を買い漁るようになったほどです。
読んでいると、自殺した友人に宛てたお叱りの文章のようなものがありますが、これを読んで思わず泣きそうになりました。
それを読んで励まされて、今の自分がいて、僕は毎日をなんとか生きています。
言葉の力って凄いですね。
今では大事な大事な一冊。
この本に出合えたことはとても幸せなことだったと今でも思います。
ほんとに「もうダメ!限界!」という方に読んでいただきたい本です。