その男、凶暴につき [DVD]
バイク事故以後のたけししか殆ど知らない自分にとっては
俳優としてのたけしのかっこよさにはしびれた。
動きとかすごく軽いし。
映画としては「台詞のない沈黙」とか「カメラに向かって歩いてくる」といった手法が多用されているが、スピード感は落ちていない。
長さもちょうどよく、良作だと思います。
龍時02‐03 (文春文庫)
スペインに渡った龍時が、ベティスへのレンタル移籍で一部デビューを果たす。最後は、龍時がベティスの一員として日本代表と戦う場面。ここで、龍時は日本代表を「壊す」と決意する。日本社会の誰もが自立的動きをしない状況を打ち破る意味をそこに秘める。龍時は、スペインに渡った大久保なのだろうか、それともフランスのルマンで活躍している松井なのだろうか。そういうことを思って読むのも面白い。ただ、作者が亡くなったことはさびしい。この巻でもっと龍時を活躍させて欲しかったと思うのは私だけではあるまい。
魔笛 (講談社文庫)
野沢氏の謎解きプロットにはいつも唸らされるがこの「魔笛」のそれはイマイチと感じました。
一つ目は犯人特定の手掛かり。うーん、ちょっと無理じゃないか、そのストリングから犯人のバックグラウンドに至るのは?
二つ目はラストシーン、決戦場所を特定する閃き。ストーリーの核心なので詳述はさけますが、えー?そこでそういくか?と思いました。
以上2点、物語のキモの部分でちょっと興醒めしたのでこの評価です。
某教団事件を鏡として日本の公安警察のあり方を問うくだりは体制側に大きなアイロニーを突きつけていると思います。
crystal (完全限定盤)
やっぱりshelaさんの曲はよいですね♪
特に二つの星が素晴らしいです♪
問題はいくら曲がよくても宣伝しなきゃ売れないことです。まだ復帰したこと自体知らない人もいますし… せっかく良い曲なのにもったいないです!
私たちが好きだったこと [DVD]
夏川結衣がステキだった。
この映画で彼女のファンになってしまった。
宮本輝の原作は数年前に読んだけれど、その内容はすっかり忘れてしまった。
なので、この映画が原作に忠実に作られているかは判らない。
何と言っても、岸谷五朗と夏川結衣の関係でしょうね。
彼らの恋愛には切ないシーンが数多くあります。
サラリと観られる青春映画だと思います。
まぁ、そこがこの作品の欠点でもあると思うのですが。
ちなみに夏川結衣は『青い鳥』にも出演しています(脚本は同じ野沢尚)。
こちらは超オススメです。