上海異人娼館 チャイナ・ドール デジタルリマスター版 [DVD]
現題は "Les Fruits de la Passion" 。「エマニュエル」「O嬢」「イマージュ」などのフランス・エロ文学は、元々アジア・エロへの憧れを持っており、続編などは必ずここへ行き着く。この原作を寺山風に展開した手腕は見事で、DRM版で鮮明になった。成功した寺山ワールドは「ダンス・エレマン」で舞台になったり、アートン新社からは絵本も出ている。高橋ひとみもこの映画でデビューしたが、1980年のことで、今は昔ですね。
上海異人娼館 チャイナドール [DVD]
この気だるさといい、全体にみなぎる圧倒的な迫力はけっこうすごい。寺山修二というビッグ・ネームははじめてみるし、少し気負っていたが、期待には十分こたえてくれた。
ただ、主役級の二人はミスキャストのよう。O婦人は、体はいいが顔は変。ステファンも。青年はいい。青年の見る白昼夢がウォン・カーワイっぽくて◎。エマニュエル夫人みたい。女の裸が満載。ストーリーに少し稚拙なところがあるが、問題ない。演劇チック。
月刊芦名星 (SHINCHO MOOK 136)
被写体はドラマなどでたまに見かける芦名星ですが、今回も脱いでいませんので、月刊だからといって過激なものを期待している人は買わない方がいいのではと思います。
かくいう自分は旗包が好きだということもあり、今回のは明らかに旗包を推しているのがわかっていたので迷わず買ったんですが、あんまり満足していません。決して脱いでいないからという理由ではありません。
たしかに衣装は旗包姿が多いですが、まともに立ち姿を正面から写したものがなく、捻くれた構図に捻ってある姿勢のものばかりで期待を大きく裏切る結果でした。せっかく芦名星は美しい体型をしているのだから旗包姿の正面全身を堂々と撮ればいいのに、そういうまともな構図が1つもなかったのは残念ですし、表情だって影になっていたり髪や障害物で露骨に隠してあるのが多くてなんだかすっきりしません。