今日の治療薬2011
今や日本を代表する「The 薬の本」です。
サイズも手ごろだし、扱いやすく読みやすい。
日本国中津々浦々の病院・診療所で使用されていることと思います。
各章の冒頭にある解説も結構勉強になりますのでときどき読んでおります。
この本を凌駕する本は当分出ないんでしょうね。
ライフ アルバム
1st「桜咲く街ものがたり」でようやく大ブレイク。
「夏空グラフィティ/青春ライン」「茜色の約束」も共にTOP10入りするなど大活躍でしたね
そんな彼らの約1年振りのアルバムには上記のシングルに加え先行シングルの「花は桜 君は美し」も収録と まさしく"ベスト的"なアルバムになっている事でしょう。
泣き笑い切なポップ…
期待大です(*^^*)
紳竜の研究 [DVD]
所詮お笑い芸人の講義なんて、と思われる向きの方も世の中に多いと思いますが、そんな見くびった見方は吹っ飛んでしまうような人生指南に溢れています。彼の哲学こそ、最近低迷する大阪が忘れてしまった自助というのではないでしょうか。皮肉なことに、そんな彼は東京で活躍しているわけですが。。。それから、TVメディアの特性と利用法についての冷徹なまでの分析は圧巻です。ここまで赤裸々に語ってしまって大丈夫なのかと思わず心配してしまいますが、ひょっとすると彼はもう次の時代を見ていて、もはや用済みなのかと勘ぐってしまいます。
砂の器 デジタルリマスター2005 [Blu-ray]
他の方のおっしゃるように「デジタルリマスター2005」・・・
松竹さんがいかにもデジタル化に遅れていてやっとブルーレイ発売できた、
そんな感じのダサいタイトルです。
ブルーレイになればもちろん画質は向上しますが、「砂の器」の場合
あまり意味がないと思われます。
DVD版を持っていますが、ひたひたと心にしみる内容で日本映画の傑作であることは
全く疑う余地はありません。
BDのパッケージで、DVDと同じデザイン再発売してください。
ガンダム30thアニバーサリーコレクション 機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-<2010年07月23日までの期間限定生産> [DVD]
さて、みなさん。どうしても判らなかったのがパプテマス・シロッコという人物像。彼は何者だったのでしょうか?
シャアやハマーンに拮抗する野心家でありながら、まるで人間味の希薄な人物。表層的には強いカリスマを持ち、卓越的な指導力を持つことで、彼の周りには有能なスタッフが集うように見える。実際、彼は宇宙一の世渡り上手なおバカさんだったのかも知れない。ジュピトリスの艦長という来歴以前がまるで無いこともそうなのだが、今回の劇場版でもその過去が語られることはなかった。ただ、ノーマルスーツなしで戦闘に出る自信家であり、かってのシャアのウエットでない半面だけが描かれるとするならばシロッコのようにも見えはしないだろうか?
もしかするとパプテマス・シロッコはシャアの影法師として徹底的に描かれていたのかもしれない。
もうひとりのシャア・アズナブルとして腹芸や女性の扱いにも長け、マメでもあったろう。だからこそ笑ってしまったのがミネバ・ザビのお言葉、
「よく申してくれました、パプテマス・シロッコ。存分に働けよ」
という台詞。おっかしいですよね。この一言、ミネバの性分を描くことにも心砕いている演出なのだと思います。
この映画、ラストでぐ、ぐぐぐと息を吹き返す。Zに不思議な感覚を感じました。シロッコに連れて行かれたカミーユが、やっと解放されたような、感覚。それでいいのではないでしょうか?
この映画の終盤、ミライ親子が老婆に連邦の基地を尋ねています。返事もせずに背を向け米を研ぐ老婆。宇宙で覇権を争う一方、シャリシャリと米を研ぐ。これがZの新訳の肝だとおもいました。痛烈な皮肉の込めたカットです。さっすが富野さん、大人ですよ。一番の世界平和とは食うに困らぬ世の中なのです。聡明なミライ・ヤシマをこのシーンに当てはめる意味。これが凡百な演出家に出来ようもない仕事だと思いました。