世界の国歌
これまで国歌のCDをたくさん買いました。でも、多くの場合、現地の演奏とかけ離れたアレンジやテンポにがっかりさせられてきました。このCDは、その点、かなり元曲に忠実な演奏が多いと思います。(ウズベキスタンなど、一部中央アジアの国々の国歌については、テンポやアレンジに不満がありますが...)。もちろん演奏の質は、他のアルバムの追従を許さない完成度です。資料的価値があります。ただ、収録されている国がもっとバラエティーに富んでいれば、さらによかったのにと思います。
Zlata's Diary (Puffin Non-fiction)
フリーダム・ライターズの中でエリン先生が教科書として採用した作品がこの本です。
この本の日本語版が今から十年以上も前、久米さんが司会をしていた報道番組「ニュースステーション」で取り上げられ、サラエボの内戦の実情を伝える名著として話題になりました。
この本の著者である、ズラータさんは、当時ローティーンのごく普通の小学生。
舞台は、第一次世界大戦の勃発の引き金となった、サラエボ事件や冬季オリンピックの
会場で有名なボスチナ・ヘエルツエゴビナの首都、サラエボ。
彼女は、当時読んで感動したアンネの日記に触発され、日記をつけ始めたとの事。
初めは、いかにも子どもらしい無邪気な内容ですが、読み進めていく内に、次第にサラエボの
紛争に巻き込まれ、激しい攻撃、友人の死、爆撃の恐怖、ライフライン遮断の恐怖、
大好きだったサラエボの町がどんどん破壊されていく様子等が淡々と書かれていくのに驚きます。やがて、戦争を綴った日記が学校の先生の目にとまり、フランスジャーナリストの手により出版、この本はヨーローッパ、アメリカで話題を呼び、ズラータさん救出、サラエボ停戦へと世論が動きました。
その後、彼女は家族や友人と共にフランスからアイルランドへ逃れ、フリーダム・ライターズやアンネ・フランクの支援者ミープ・ヒースとの出会いを経験。ついにはイギリスの有名大学オックスフォード大を卒業する等、子どもの頃からの頑張屋さんが続いている様です。
依然として、世界の一部で戦争やテロが続いている今日、戦争やテロがいかに子どもの運命をかえてしまうかを知ってほしい一冊です。
この本の日本語版は、現在、絶版であり、英語版でないと入手困難になったのが残念です。
中高生に是非読んでほしい本ですのに。
フィガロ ヴォヤージュVol.16 ヨーロッパの古都を訪ねて ウイーン/プラハ/ザグレブ
最近流行の中欧の雑貨や、カフェなど、「今中欧に行く人が知りたい、おしゃれな情報」が詰まってます。欲をいえば、マーケットの情報がもっといろいろ欲しかったかな。あと、ウィーンは東欧諸国と比べると物価が高く、他の国をまわってからいくとただでさえものすごく割高に感じてしまうので、もうちょっとチープなお店の情報が知りたかったです。
個人的には、この三都市に加え、ブダペストやブラチスラヴァが入っていたら最高でした。特にブラチスラヴァはウィーンから近いし、まがりなりにもスロバキアの首都なのに、日本のガイドブックには殆ど情報がないので。でも、さすがにあまり需要がないのかな・・・。ブダペストの温泉についても詳細が知りたい!この地域は本当に色々と魅力的ですよね。
SEIKO IC DICTIONARY 電子辞書 SR-V5010 英語/ドイツ語モデル 音声対応
これまでは電子辞書では主に英和・英英機能を使っていましたが、仕事の関係でドイツ語が必要になり新たに買い求めました。購入にあたっては他社の商品も検討しました。このモデルには今やはりの手書きパネルとかその他の斬新な機能は特にないようですが、自分の主用途である「ドイツ語でわからない単語を調べる」からすると十分です。説明書を全く読まずにさっそく使用開始しましたが、直感的に操作できる点もいいと思います。また独英・独和を行ったりきたりできる機能も重宝しています(これは他社の高価格モデルにも当然、搭載されている機能かもしれませんが。)機能がシンプル、使い勝手がよくてコストパフォーマンスが高いので、家族用にもう1台購入しようかと思っています。