アニメ・ミュージック・カプセル「キャッツ・アイ」
以前レコードは発売されていたが、楽曲も少なかった。
満を持しての、マスターテープよりの全楽曲初CD化!!
主題歌のTVサイズに始まり、すべてが高音質のステレオ音源で興奮した。
3トラック目のM-2は、本放送時からずっと欲しかった音源で、それ以外にも
待ち望んでいた、耳に馴染んだ名曲揃いで、感無量。当時叶わなかった夢が叶い、
このCDで感じた幸せ・・・是非アニメ「キャッツ・アイ」ファンの方は体感して
ください。良い時代になりました。
エンジェル・ハート 32 (バンチコミックス)
今巻の本編の大半を占める親子の絆を取り戻さんとする話は、その終わり方も含めかなり"難しくも何とかなって欲しい"話でした。「嘘」というキーワードを軸に、子供視点と大人視点との比較と両方の気持ちのなかなか噛み合わないもどかしさ、これが読者をりょう達同様にやきもきさせて悩ませて……。最後の場面への流れがじっくりと描かれていて、また安易な展開にもなっていないのがとても好印象な話でした。
しかし香の相変わらずな存在感はさすが、C・Hはいつでもやはり「3人」でやっているということなんでしょうね。それを実感した時のりょうの顔が、とても好きです私。「ああ、そこにいたのか香」という、そんな顔が−−。
りょうもしかしホント、昔にも増して「見守り役としての落ち着きと貫禄」が出てきましたねー。その「気付いているけど敢えて言わない」「それとなく事態を整理し問題を浮き彫りにする」「手を出すのでなく背中を押す」みたいな態度、見習いたいです。本当にかっこいい「大人の男」というのは、こういうのを言うのでしょうね。
いつも通りに面白く、そして楽しく読めた32巻。長く巻を重ねようとキャラ同士の馴れ合いばかりでもなく、閉鎖的な関係ばかりでもなく、常に流転していくが如きにりょう達を描いていく北条先生、さすがです。次巻もまた、期待しています。
エンジェル・ハート 33 (BUNCH COMICS)
ご存知の通り「週刊コミックバンチ」が休刊し、よって掲載作品もモロにその余波を受けることに……。それはこの「エンジェル・ハート」も例外ではなく、しかし人気もあるこの作品がそうそうなくなる筈もなし。「月刊コミックゼノン」にて、この巻の続きが連載決定です。
今巻は香瑩へと割とマジな感じで愛を捧げる佐久間が、全てをもっていっていった感じ。デキる男を地で行くこの佐久間、なかなかの好男子です。"アノ"りょうでさえ、当人達がいいならまあ−−的な態度、その器が窺えますね。
もっとも当の香瑩の方は、自身の心臓移植による限られた寿命のこともあり、最初からお断りモード。その香瑩の心のありようと佐久間の事情とを絡めての、「ギフト」の話がとても良かったです。こういう考え方、生き方もあるのだと読んでいてとても感銘を受けました。
今回の掲載誌にまつわるゴタゴタに、どうも北条先生はあまり関わりたくないご様子。まあ、漫画家さんはいい作品を描くことだけに集中していたいですよね、そりゃ……。どうか「月刊コミックゼノン」にと移られても、これまでと変わらない作品をと読者としても願ってやみません。2ndシーズン、心待ちにしております!
エンジェル・ハートDVD Premium BOX Vol.1 (完全限定生産)
他の方も評価されておりますがシティーハンターと本作は全くの別物です。軽快な展開の中でリョウが悪党を退治する過去の作品と比べ演出もキャラクターも違います。前半の重たい雰囲気は違和感ありますが、後半はリョウがシティーハンターとして復活、ようやく少しずつ過去の作品のような雰囲気に、その中で香瑩(シャンイン)が「人」として成長していく様がとても感動的です。このBOX.1は前半の重たい雰囲気がメインですが、これを見ずして後半の展開は分かりません。
ハイビジョン受信での視聴は毎回クリアな画質に驚かされます。DVDの画質にトラックダウンされるのは仕方有りませんが、それでも再度見ても十分に楽しめる作品だと思いました。私はお勧めします