ザッケローニの哲学
これほどに原点の物語を読むのは初めてだ。なんにしろ、彼を一気にメインストリームに押し上げたACミランでのスクデット獲得直前で話が終わってるんだもの(笑)
とはいえ、サッカー選手生命を断たれ保険代行業をしていたというエピソードには、冒険しながらもリスクを冒さないという落ち着きが表れてるようだし、
もっと子どもの頃、「魔法の時間」と呼んだ夜にはベッドにサッカー選手カードを並べて、夢の対決をさせていたなど監督業のエピソードとしては上出来すぎる。
何より下部組織の監督からスタートして、なかなかプロチームの監督資格が得られなくってもあきらめない、そこに言わずもがなのサッカーへの情熱を見た。
また選手についても細かくひとりひとりではないが、愛情をもってるのが分かり人柄の良さを感じた。