グッドナイト&グッドラック 豪華版 [DVD]
マッカシーの「赤狩り」に敢然と立ち向かうCBS報道チームのエド・マロー(デヴィッド・ストラザーン)とそのスタッフ(含むジョージ・クルーニー)。当時のドキュメンタリー映像が数多く挿入されるため、全体の色調をあわせるため全編モノクロ映像で撮影されている。
ソビエト連邦が崩壊し共産主義の脅威がなくなった現代において、「いまさらなぜこの時期に?」という疑問も残る作品でもある。タバコをくゆらせながら、コミュニストのレッテルを貼られ苦境に立たされる人々を救う正義のヒーローが描かれてはいるが、エド・マロー以下のスタッフたちもまた共産主義そのものは、真っ向から否定していることを見逃してはならない。
勇気ある行動に対してマローを讃える会で、「くだらない娯楽番組など見ていないで、報道番組を見て中東問題などにもっと関心をもて。じゃないとテレビはただの箱にしかすぎない」とマロー自身が呼びかかけるシーンがある。おそらくこの映画の趣旨もそこにあったのではないかという気がする。
しかし、現代のニュース、報道、映画などのあらゆるメディアにおいては、作り手側の何らかの恣意が働いており、完全に中立な番組など存在しえないのではないか。要は、見る側の我々が対象を多方面から見るこのできる広範な知識を身につけるしか<メディアの洗脳>に対抗する手段はないのではないかという気がするのだ。
劇中再三挿入される『シー・イット・ナウ』のスポンサーであったアルコア社のコマーシャル同様、マローの正義感ぶりにどこかウソくささを感じてしまうのは自分だけだろうか?
Good Luck: Creating the Conditions for Success in Life and Business
一度しかない人生のなかで、とても大切なこと。
それを、押し付けがましくなく、わざとらしくなくスマートに
また肝に染み入るようなお話仕立てにして語りかけています。
チャンスは風のように誰の元にも降り注いでいる。そのチャンス
を備えあるものだけが活かすことができる。備えるために謙虚で、
夢を持って努力しつづける・・・。言ってみれば当たり前のことで
あるが、同時にすぐに忘れてしまう大事なことである。
何かを成し遂げた人が必ず通ってきた道だと思えば、説得力も増す。
とてもよい本でした。一度読んで、あとはこのきれいな表紙の本
をいつも見える心に置いておけば、安易に流されがちな弱い気持ち
を勇気付けてくれるお守りになると思う。
もうひとつのグッドラック物語
これは凄い一冊ではないだろうか。
何が凄いのか。
ひとつには、ベストセラー「グッドラック」は、ベストセラーだけあって読まれた人々が多いのはわかっていることだが、それにしても、これだけ感激の感想を寄せられる本があるのだろうか。実に得ること60余の感激と体験談が散りばめられている。
更には、読者夫々が、自分の行動に転化し、自らの在り様を省みているのだ。原著者ロビラが前書きに寄せた言葉にも頷ける。
「グッドラック」が伝えようとしたことは、多分、今に始まったことでなく、太古の昔から言われてきたことのはずである。故に、同著のベストセラー化への疑問の声が一方にはある(書販マーケティングの勝利と言えば味気ないかもしれないが)。
然るに、これだけ人を動かした、主体的な態度を生み出した一冊というのはあまりあるものではない。偏に、経済的に満たされながらも自己を満たすことができない「艱難辛苦の時代」ゆえの様だろう。
置かれた状況に対して感情のままに反応的に対処するのではない。決定論的に状況を受け容れるのでない。ポシビリズムに立って、実存主義に立って、状況に対して態度を決める自由が備わっていることを今更に改めて伝えてくる。
「ありたい自分」に向けて。
うる星やつら TVテーマソング ベスト
15~20年ぐらい前のアニメソングですが、とってもおしゃれです。今きいても全然色あせていません。ポップでかわいくて80年代の雰囲気いっぱい。懐かしさに思わず口ずさんじゃうでしょう。「心細いな」の曲では、番組で挿入された「君去りし後」を思い出してじーんとしました。CDに高橋留美子さんのイラストも描かれていてうれしい。うる星同世代の30代に特にお勧めします!