ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則
本書に関するレビューを見ると、紹介するべき内容はほぼ出尽くしているようですので、違った切り口で考察いたします。
偉大な企業になる際必要なもののひとつに、「針鼠(はりねずみ)の概念(3つの円の中の単純さ)」というものがあります。3つの円とは、
1.情熱をもって取り組めるもの
2.自社が世界一になれる部分
3.経済的原動力になるもの
で、この3つの円の重なる部分を深く理解し、その分野に思い切って事業を集中することが偉大な企業への道である事を示していますが、これは何も偉大な企業になるためでなく、凡庸な人材が偉大な人材へ抜け出すための法則ともいえるのではないでしょうか。
つまり、自分のしている仕事について振り返ってみるのです。
1.自分の仕事に情熱を持っており、仕事が好きでたまらず、仕事をやっていること自体が楽しい(毎朝、目覚めて仕事に行くのが楽しく、自分の仕事に誇りを持っている)。
2.持って生まれた能力にぴったりの仕事であり、その能力を活かして、おそらくは世界有数の力を発揮できるようになる(自分はこの仕事をするために生まれてきたのだと思える)。
3.その仕事で十分な報酬が得られる(これをやってこんなにお金が入ってくるなんて、夢のようではないかと思える)。
という三つの円の重なる部分を見つけて仕事をしていけば、凡庸な人材が偉大な人材になる可能性があるという事なのです。偉大な人はなかなか居なくとも、可能性のある人は案外身近に居るのではないでしょうか。そんな人は「針鼠(はりねずみ)の概念」で、浮気をせずに今の仕事に集中している事が肝要だということです。まだ若く、自分の3つの円を把握できないのであればまず、それを深く理解し確立する努力が必要なのでしょう。
ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則
読むと熱くなれるビジネス本の傑作です。
ビジョナリー(先見的・未来志向)な永続し続ける企業
(GE・ウォルマート・ジョンソン&ジョンソン・ディズニー・
3M・ソニーヒューレットパッカードなど)を調査研究したこの本では、
膨大な資料を時間をかけて調べビジョナリーカンパニーの条件を抽出しました。
●BHAG(社運を賭けた大きな目標)に挑戦する
●時を告げるのではなく時計を作る
●カルトのような企業風土
などの共通項についての各企業の例が多数載っていて
読んでいて本当に熱い気持ちになれます。
様々な名言が各章の扉にありますが、その中にこんな熱い言葉も載っています。
「失敗することがあっても、
大きなことに取り組んで栄誉ある勝利を獲得するほうが、
たいした苦労もない代わりにたいした喜びもない
臆病者の群れに加わるより、はるかにいい。
臆病者は、勝利も知らなければ、敗北も知らない
灰色の生活を送っているのだから。」
第26代アメリカ大統領 セオドア・ルーズベルト(1899年)
地震DS72時間
防災について知る必要があり、
どうせなら本ではなくDSでやってもようと思い購入しました。
地震のみに絞ってありますが内容も盛りだくさんで価格分の価値があると思います。
ついクイズをやってしまいますが、選択肢が最高です。
先祖に無事を祈る。には笑いました。
コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01 [DVD]
「無限のリヴァイアス」「スクライド」「プラネテス」「ガンXソード」の
谷口悟朗監督/CLAMPキャラクター原案のTVアニメ
『コードギアス 反逆のルルーシュR2』第2〜4話を収録したDVD2巻です
(総合7.67/10点)
これは前作のリベンジ。超大国ブリタニア帝国の侵攻により
名前、規律、秩序、誇りなど存在意義を奪われ、占領地の一つ
『エリア11』と化した日本を舞台に、相対する理想を持つ
二人の男の生き様をさらに突き詰め、描いたのが本作
TURN 02「日本 独立 計画」★★★★★9/10点
前作最終回の謎が暴かれる時、ダークヒーローは再び雄叫びをあげる
ギアスの解説、カレンとの確執、閉鎖空間でのチェスゲームの巧妙ぶりなど、
初見でも、御馴染みでも全ての視聴者を取り込む構成力の高さに終始感心。
各キャラの台頭も交えて、ギアスづくしの急転直下は観る者を虜にします。
これぞ真のギアス(強制)。それと主題歌のO2、恰好良すぎです。
TURN 03「囚われ の 学園」★★★☆☆7/10点
監視下に置かれているルルーシュ(ZERO)の策略家ぶりに舌を巻きます。
学園生活を中心にして、前回までの緊張感をほぐしたサービス満載。
初心者向けギアス解説も抜かり無し。常に仲間を大事にする
その変わらぬ真摯な人柄が印象的でした。展開も素早く、
あいかわらず隙の無い構成と脚本です。BIGLOBEもさりげなく宣伝してるし
TURN 04「逆襲の処刑台」★★★★☆7/10点
ギアスに生き、ギアスしか知らない弟・ロロを骨の髄まで翻弄する
ルルーシュの情深さ(=ド外道ぶり)に笑いが止まりませんでした。
力で敵わぬならば、ギアスと心理的誘導を持って偽りすら
最大限利用し、窮地という名の「盤上をひっくり返す」爽快さが圧巻です。
シスコいや、ここまで想われるナナリーも大変ですね・・・
壊れた脳 生存する知 (角川ソフィア文庫)
医師であっても、病気にはなる。脳が壊れることもある。
壊れた脳は、彼女に様々な不都合を与える。できるはずのことができない。わかるはずなのにわからない…。屈辱と焦燥にあえぐ日々。
だが、彼女は医師だった。自分の身に起こったことの理由を、科学的に理解し、一マス一マス塗りつぶすように、障害による困難を解消していく。
その経過を克明に記録し、医療の現場と社会への提言をもこめた渾身の著。
貴重な医学書であると同時に、読み物としても超一級と言えよう。
常人よりも高い知が、まさにそこに生存していることをうかがわせる。