逍遥 神々しき日本の原郷 古事記 [DVD]
滅多に足を伸ばしては出かけられない所を、一持間程に纏めてあり、とても役に立ちました。口承されてきた日本語での話を漢字で表した為の誤解がありますが、仕方ないでしょう。気になるのは、初めの方のなれーしょんで「。。。荒唐無稽な。。。」と断定していましたが、これは行き過ぎです。「。。。荒唐無稽と思われる。。。」とすれば、と良かったのに、と思います。大事なところでら、これで星ひとつ減点です。これを除けば、古事記に初めて接する人達には、良き案内となるので、どなたにもお勧めです。アメリカ在住ですので、このようなものが懐かしくなります。よく作ってくれました。有難う。
古事記
タイトルから分かるようにアルバム全体が
一つのドラマになっています。
正直その前に発売された「ライト オブ スピリット」等は
私のような凡耳にはただの電子音にしか聴こえない感が
あったのですが、本アルバムは統一感を持ってしかも
それぞれの曲のクオリティも素晴しいと思います。
またエンディングに向かって曲調が盛り上がっていく構成も
聴き応えがあって「西洋から見た東洋」が見事に
描かれていると思います。
喜多郎さんファンにはお奨めの1枚ではないでしょうか?
日本誕生 [DVD]
あまり目に、耳にすることが少ない日本の神話や古代の話ですが、一度見ておくのも悪くないのでは。ずいぶんと製作も古いですから、特撮技術も今に比べるべくも無いですが、途中に休憩が入るところはなつかしく笑ってしまいました。昔、映画館でみた長時間の映画はそうでしたね。今は亡き俳優も数多く出演しておりその面でもなつかしい。といっても、これは中年以降でないと無理かも。ストーリ自体は展開が遅く、180分と長い映画でしたので、ちょっと退屈しました。
日本語の古典 (岩波新書)
名著『日本語の歴史』(岩波新書)の著者が、日本の古典作品の中から
30作を選び、その要諦と、本質を実に的確に纏め上げている。
たとえば僕が何度も読み返した『方丈記』については、
「見事なドキュメンタリー」という指摘である。
まさしくそのとおりで鴨長明は確かに
「安元の大火」
「治承の大辻風」
「福原遷都」
「養和の大飢饉」
「元暦の大地震」
を自ら体験し、その詳細を、ほぼ事実のみを綴るという手法で『方丈記』を著している。
しかし私はこれまで、『方丈記』を無常の物語として呼んでおり、
ドキュメンタリーとしては読んでいなかったのである。
ドキュメンタリーだからこそ、無常を感じるのだと、改めて気づかされたのである。
平家物語の大誇張とは、違うのである。