ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト デラックス版 [DVD]
映画で観たが、DVDで見直してもこれは良かった!
60歳過ぎてのストーンズなんて観たくない!私もこの映画を観るまではそう思っていたが、食わず嫌いはいけないことだと良ーく理解できた。ミックは相変わらずスレンダーな身体で、ステージを所狭しと動き回りながら歌い続け、キースはヨレヨレながら悪童ぶりを発揮し特有なリフを繰り返す。ストーンズは、腐ってもストーンズということを嫌と言うほどに思い知らさてくれる映像と音だ。
ゲストにはジャック・ホワイトやバディ・ガイと老若男女が参加しており、彼らとの駆け引きも、この作品を楽しむためのもう一つの要素であろう。当然ながらバックもCHUCK LEAVELLやTIM RIESら一流ミュージシャンで占められており、演奏も十分に楽しめる。
映画を観た方も、残念ながら観られなかった方にもお薦めだ。
Living Proof
若手と思っていたバディ・ガイも既に74歳。でも鋭角的なギターの音色は相変わらず。
同じブルース業界のクラプトンさんやB・Bさんたちは枯れてきている(いい意味で)のに、バディさんは特徴的なストラトキャスターの音で弾き倒しています。このやんちゃな感じがたまりません。
ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト コレクターズBOX (完全限定生産) [DVD]
映画用の大規模かつ豪勢なセットを贅沢に組み、さらにそのセットを組んだ劇場でライブをしてしまおう、それは、フィルムでも興奮してもらえるだろう、そんな作品。その目論見は大当たりで、往年のヒット曲、リハ光景、大迫力のライブ公演シーン、大満足です。見てもらえば分かるけどかなりやばい撮影で、無事故で終わった事もおめでとうと言いたい。が、素敵なスローナンバー”シャインアライト”どこに出てくるの?(エンディングにさらりだけも無いだろう、フィルムが足りなかった?)とか、”シャインアライト”ぽいエピソードを取材してほしかったとか、やはり突っ込みどころが存在する。大満足とは行かないのは残念。
ちなみに撮影の打ち合わせも出てきてて、その場面なんかは映画撮りやってる人には、参考になる、特にスコセッシ監督ファンは。星はストーンズファンだから甘め。
ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト デラックス版 [Blu-ray]
私は猛烈なストーンズ・ファンではないと思います。しかし・・・ なんて凄いんでしょうね、このバンドは。
「老人」と言ってもかまわない年齢の人たちなのに、 この肩の力の抜けた、けれども圧倒的とも言える存在感。
この存在感そのものに感激、感動です。
コンサート当日までの緊迫したスコッセシやスタッフとのやりとり、開演直前までファンと称する著名人、
その周辺に群がる人たちへと延々続けられるファンサービス・・・。ライブ映像が圧倒的に主の作品ではあるものの、
適度な舞台裏シーンの挿入がスパイス的に効き、彼らのライブパフォーマンスを立体的に浮かび上がらせ、
視聴者を映像の奥に誘い込みます。そして、とどのつまりに感じることは、彼らのプロフェッショナルとしての
凄みであり、重み、奥深さ・・・。
特に「これからやるのはすごく古い曲だ・・・」とミックが少し照れくさそうに言って始まる『AS TEARS GO BY』には
胸が熱くなる。そこに映る彼らの姿には人生のドラマさえ感じさせます。
こうした感動や感激は、やはりブルーレイの威力が大きいと言わざるをえません。絵が綺麗。音がいい。
ミック、キースの肌の質感、シワの深さまで実にリアルに伝わります。手を出せば触れられそうなこの感覚は、
上述の感想を引き出すことに間違いなく貢献しています。NY、2800人収容の小規模ホールでの贅沢なコンサート、
自分も客席にいるかのような臨場感を満喫できると思います。
I Was Walking Thorugh the Woods
文句なしのブルースアルバム!
感情が爆発している感じで
大味のヴォーカル、荒削りなギター!
聴いているとこっちも昂ぶって叫びたくなってしまいます。最高!