風の聖痕(ステイグマ)RPGリプレイ―深淵の水龍 (富士見ドラゴン・ブック)
この本はアニメ化もされたライトノベルである「風の聖痕」を元にしたTRPGのリプレイです。
リプレイは篠宮由香里の思いつきで設立されたゴーストバスターズクラブの部員となったPC達が学校の幽霊事件を調査する話と、部活の合宿で南の島に妖魔封印に向かう2編が収録されています。
この他にゴーストバスターズクラブ及び風の聖痕RPGの解説少々が掲載されています。
また、作者の後書きはある意味この本で一番の見所でしょう。
基本的に話の中心はリプレイのオリジナルキャラクターであり、原作キャラクターは脇役的位置付けとなっています。
そのためあまり原作を知らない方でも話を理解するのに苦労することは無いでしょう。
一方、原作のファンではあるがTRPGは良く知らない/興味ない、という方は「???」となる可能性があるかもしれません。
STUDIO GHIBLI SONGS
☆10個あげたいくらい素晴らしい曲!!!!カントリー・ロードがお気に入りだけど、もちろん全曲いい☆心が浄化されるようだよ(*^-^*)絶対1度は聴かなきゃ損損!!!!!!
風が強く吹いている スペシャルエディション [DVD]
今年劇場で見た映画の中で最も(いい意味で)意外性があったのが、この『風が強く吹いている』だ。
弱小陸上部、寛政大学の学生寮“青竹”にカケル(林遣都)が入寮する。寮のまかないを一手に引き受けていた4年生のハイジ(小出恵介)は、寮生たちを前に「これから、この10人で箱根駅伝を目指す」と高らかに宣言するのだが・・・。
マネージャー兼コーチのハイジ君、ダメダメの部員達にいきなり高い目標を無理やり押し付ける星一徹のようなことはしない。(実力者のカケルは別格として扱い)部員たちの性格や脚質を見極めて、きめ細やかなメニューで確実に実力アップを図っていく知将ぶりは、現代社会で求められる理想の指導者像といってもよいだろう。
そのハイジ君指導の元、記録会→予選会→本戦大会と部員たちがステップアップしていく様子を、途中の練習風景と共に実にリアルな映像でカメラが追いかけている。箱根駅伝の熱戦ぶりも、(丹念な取材が物を言っているのか)九州ロケというハンデをまったく感じさせないほど上手に撮られているのだ。
クライマックスで盛り上げようとするあまり、現実乖離した過剰演出が観客をおいてけぼりにするようなミスも犯してはいない。ほどよく抑制の効いた演出のおかげで、こういうスポ魂系ムービーがよく陥りがちな罠をうまく回避できているのである。
そして、それぞれの部員が心に抱える挫折経験が走ることによって浄化され、いつしか“タスキをつなぐ”という目的のために部員たちの心が一つになった時、観客の心もまた部員と同じカタルシスを覚えるにちがいない。
『走ることの意味』を問い続けたハイジとカケル。映画はその結論を見せてはいないが、ダメダメ部員たちが走る中でそれぞれの“意味”を見つけたように、映画を見終わった観客それぞれが自身の人生に照らし合わせて見つければいい。感動を観客に押しつけようとしない監督の立ち位置にも好感がもてる。
映画館を出た後、頬にあたる風が久々に心地よかった1本だ。
風が強く吹いている [DVD]
原作を読み、現実にありえない話だったにもかかわらず感動しただけあって楽しみだったのですが、やはり映画の枠におさめるのは無理だったかなという率直な感想です。
小説の描写によってわかるものも、映画ではわからないところが多すぎました。しかも最後のゴールまでのシーン…。普通じゃあれでシード権とれるなんてありえない。
私の勝手なイメージとも違っていて見始めてからどうしても拭えなかった違和感が浮き彫りになった感じです。正直ちょっとガッカリしました。
このお話は小説の中にとどめておいたほうが良かった気がします。