神様の愛い奴 [DVD]
まず、「ゆきゆきて、神軍」を見る。じっくり見る。そして「神様の愛い奴」……酒飲みながら見る。一夜置く。次の日、また「ゆきゆきて神軍」を見る。そして叫ぶ。何を?…「見るんじゃなかった!」と。ぜひ、「見るんじゃなかった!」と叫んでほしいくらいに見て欲しい作品。主演:奥崎謙三の凱旋作品、多人数で鑑賞すると、こんなにも小さなコミュニティでも、こんなにも人の根本的な考えがバラバラであることに気付く。
因果鉄道の旅 (幻冬舎文庫)
数年前に単行本購入して何度も繰り返し黒ずむまで読んでいました。それが数年を経て文庫化(しかも図版敢えて取っ払い文字のみ!)とは!あらためて新鮮なキモチで一気に読破しました。『特殊文学』の金字塔です。
昨年前半は根本敬さんの新刊ラッシュでしたが、今年も春先から『さむくないかい』DVD発売と、また期待しています。特にハッテンバプロダクションとして蛭子さんとユニット結成したとか・・・。今度は『本家EVISウォッチャー』として幻のエビス伝説書いてください!
生きる2010
これは、もう、身体に染み込んでしまいます。読後、何かが確実に自身内に生まれましょう。
『ズボン塚』の刹那が、一冊まるごと貫いており、全キャプションを支配し、著者、根本敬の過去の作品にも、くまなく作用し、登場人物全員を愛しく思ってしまいました。不覚にも。(交尾する象にも。シュウラク・ジャックまでをも)
根本読者には、周知の、スターシステムと理解しながらも、『生きる2010』の、とりわけ『ズボン塚の由来』により、根本作品お馴染みの、主要登場人物に対する、慈しみを覚える事ができるとは!
まぎれもなく、称賛の嵐でしょうが、今後の根本敬への要求度も高度成長かも。
本意でなくとも、古い馴れ親しんだ『ズボン』を棄て、新しい『ズボン』を身に付けた村田(根本敬)の、今後の所業に、目を離せなくなった、わたくしです。ファンは、いつ世に放たれるのか!?と、固唾を飲んで、放置プレイ状態の、『精子三部作』完結編に、いやが上にも、期待が高まります。
おそらく、根本敬は、他界されたマディ上原氏、村崎氏(根本敬の盟友)二名様に、『ズボン』託されたのでしょう。
しっかし、成熟した根本ファンも、新たに根本敬の洗礼受ける方も、堪能し感応しよがりまくりの好著であろうことと思われます。
さむくないかい [DVD]
根本敬の初監督にして、最後の作品か???
漫画と同じく、エログロと真理を追究しております。
2枚目は音のコラージュで、当然韓国も出てきます。
真のサイケデリックですね。
映画の方は当然、濃いすぎる出演陣。
あの佐川君も出演して、これまた危ないところを演じてます?(演技というか。。。ですが)
とりあえず一人で見てから、理解者を探してください。
アート・アイドル声ちゃんの挑戦! 変躰ランド [DVD]
冒頭、声が自らを剃毛するシーンが収録されているが、その剃毛済みの全裸の彼女に、笠間しろう、町野変丸、根本敬、会田誠の四名がボディペインティングを施す。その過程がこの作品の主な部分である。企画に声自身も名を連ねているが、ペインティングされる側が受け身でなく、積極性を持っていると言う点では珍しい作品と言えるかもしれない。声本人の魅力が伝わってくる作品でもあり、インタビューシーンなどからは、彼女がしっかりとした考えを持っていることが窺われる。
モザイクやボカシは使われていないので、肝心な部分が映らないよう、カメラアングルや編集にかなり気を遣っているように見えたのだが、それがだんだんといい加減になってくる。力武靖ファンが喜べる作品とも言えるだろう。