日本で見つけた GIRO’s イタリアーノ 素材で愉しむ我が家のレシピ51
パンツェッタ・ジローラモさんと奥様の貴久子さんの共著。お料理のレシピだけでなく、料理の素材や生産者のお話、ジローさんのエッセイ、ご夫婦の写真が楽しめる一冊です。自然体で写っているお二人はとても仲良く楽しそう。レシピをたくさん、という方には物足りないかもしれませんが、読みごたえ、見ごたえのある料理本です。なお、レシピの中には、貴久子さんの他の料理本に載っているものや料理教室で紹介されたものがありますので、レシピが気になる方は、目次で確認してから購入する方がベターです。
フォーク・クルセダーズ・アンド・ゼン
桑田佳祐氏の『白い恋人達』にカバーされて収録されている”あの素晴らしい愛をもう一度”を聞いて懐かしくなってあちこち探し回りようやくたどり着いた一枚。この作品はフォーク・クルセダーズ時代の黄金のヒット曲に加え解散後に各メンバーが出したヒットナンバーも網羅したいわば入門編にもなりうる。なつかし世代はもちろん学校の音楽で聞いた人達にも原曲をぜひもう一度聞いて欲しい
戦争を知らない子供たち-北山修 作詩集(紙ジャケット仕様)
北山修氏の歌詞の魅力は、難しい言葉がないこと、辞書をひかないと分からないような歌詞がないことです。簡単に言えば、いわゆる“詩人”のような言葉を使わずに、世界を作り上げているところです。知人が、北山修氏を評して、“故郷”“丘”“初恋”があれば、歌ができると言っていましたが、このアルバムを聞けば、この言葉が正しいことが理解できると思います。
ちなみに、本アルバム中の「花嫁」「あの素晴しい愛をもう一度」「さらば恋人」は、いずれも1971年に発表され、なおかつヒットしています。
こういった歌詞を書く作詞家を、ほかに知りません。北山修氏の詞を聞いて以来、私の中では、北山氏は作詞家としては常にナンバー1です。