モーレツ!イタリア家族 (ワイドKC)
つい最近本屋で見つけ何気なく購入しましたが読んで爆笑しました。
『ダーリンは外国人』や『インドな日々』が好きな人はハマるかもしれません!
イタリアの国民性や文化の違いの面白さが感じられます。エッセイ漫画が好きな
人にはぜひともすすめたいです。
続編が読みたい〜〜!
夏期限定 トロピカルパフェ事件 (前) (Gファンタジーコミックス)
春期限定いちごタルト事件の漫画版は ストーリー的にかなり原作に忠実でしたが、
こちらはもっと雰囲気が明るくなっています。
書き文字やくずした表情がとてもポップですし、デフォルメも多くてかわいいです。
作画は、線が細く繊細で、背景もきれいです。
なにより、スイーツの描写がおいしそうで満足です。
キャラデザは、春よりあってる気がします。特に小佐内さん。
でも健吾はやっぱりおじさん臭いほうが・・・。
原作の雰囲気が壊れるのはゆるさない!と思うか、
漫画は漫画としてたのしめるかで、人によって評価は変わると思います。
私は、後半もたのしみにしています。
ROCK'N'ROLL RIBBON Merry-Hurry完全版
事実上のラストライブとなったこのライブ盤。新曲3曲を含む各アルバムからまんべんなくセレクトしたベスト選曲。臨場感満点なのはもちろん、バックバンドが元・グッバイとCCBのメンバーで構成されており、女の子の歓声も目立つのね。
COVER ALL-HO!
さすがと思わせるのは、単純に彼の得意とするグルーヴィなサウンドで塗り直すので無く、原曲の核の部分つまり素材をどう活かすかという繊細な包丁捌きの末に仕上がった料理になっていることです。例えば1。悲哀を描くブルースという音楽をこの日本的な切なさへどう加味するのか。所々のブルースハープ等でその色を濃く見せるのですが、しかし根幹である原曲のピュアさをずっとピアノが守り続けるんですね。渋みを持たせつつ曲の核を壊さない素敵な味が今作では堪能できるのです。
3はドゥワップ。この手段により名曲の美しさが特化されます。4は桑田氏のルーツである歌謡曲の悲哀が山崎のブルースな歌い方とよく共鳴することを発見。5のビッグバンドは品を保ち詞の哀しみを昇華します。6も忌野氏のピュアさと山崎の無垢なソウル声がマッチし驚きました。7ではピアノとストリングス中心でセンチメンタルを大事にし、泣かせる旋律に乗せた誠実な歌声が迫真の詞を浮び上がらせていました。
8はバンダナがトレードマークの真島昌利デビュー曲。ロックの原曲に秘められていたフラメンコ(スペイン南部アンダルシア地方が発祥)の要素を再抽出し、それを礎にホーンセクションによる味付けが熱をあげます。9から心地よいスカへ。原曲が持つ切なくも前向きなヒロインの側面とスカの心地よい高揚感が上手く共鳴するからか、不思議な洗練さが印象的です。THE BOOMのようなテイストに近づきました。
そしてチルアウトナンバーの10。フィッシュマンズはレゲエ等の柔らかくヒップな音楽を発信し、Vo.佐藤伸治のクリアな声が特徴的でしたが享年33歳で他界。山崎は佐藤氏の素朴さを宿すように言葉を完全に自分のものにしています。そういえば山下達郎が「カバーをやれない歌手は信用できない」と言ったそうですが、十分それをクリアし曲の指先まで歌い手自身の血を通わせ、理解と掌握が伝わる今作を代表する1曲でした。
夏期限定 トロピカルパフェ事件(後)(完) (Gファンタジーコミックス)
小市民シリーズミステリー待望の二作目。これはもちろん夏に読むべきでしょう☆依然奇妙な人間関係の高校生男女ふたり。出だしはいつもの展開を踏襲し、日常に生まれるナゾを自ら作り出したり解き明かされたり。しかし、全体を通してどことなく主人公の語りに不穏な色があり、前作を読んでる身としては当然、おや?とひっかかります。でもまさかナゾがすべて解けたあとにこんな展開が用意されているとは…。恋愛関係でなくてもせつないストーリーは描けるのだなあという一例が、ラストに読者を待ち受けております。だけど、あー、この小説、続きはどうなってしまうの〜!?