Christmas Singers Unlimited
なんとなく、で購入した1枚。
自分がちゃんとチェックしなかったので、歌だけで伴奏(演奏)がついてない、って
買ってから知りました・・・
が、これがすごくいい!
コーラスの澄んだ美しさが存分に味わえ、クリスマスの「聖なる」って意味が
じーんと染み入る・・・。
家でゆったりとした気分で聴くのにお勧めの1枚です!
In Tune (Reis)
1971年に録音されたアルバムです。レビュー者は「The Oscar Peterson Trioが演奏しているから」と本アルバムを入手し、それがきっかけでThe Singers Unlimitedを聴くようになりました。The Singers UnlimitedがMPSで録音を開始するきっかけをつくったのはPetersonといわれます。Petersonのピアノはぐいぐい演奏するスタイルですので、相対的にThe Singers Unlimitedが一歩ひいた感じを受けるアレンジとなっています。しかし、このことが逆に本アルバムの魅力を産み出していると思います。
"Sesami Street"はNHK教育でおなじみの同名の番組のテーマソングで、ピーターソンの歯切れのよいピアノにのってぐいぐい聞かせてくれます。それに続くスローバラードの"It Never Entered My Mind"、ボサノバの2曲"Children's Game"(Jobim)と"The Gentle Rain"(Bonfa)、そして私の好きな"A Child Is Born"(T.Jones)と続いていきます。"The Shadow Of Your Smile"はピーターソンの演奏とともに心に直接ひびいてくるように感じる曲です。残りの曲のコメントは省略しますがいずれも高い完成度をもち、The Singers Unlimitedのアルバムの中で1番か、2番といえる素晴らしいアルバムだと思います。
Complete a Capella Sessions
このグループのことを、最近までしらなかった自分が恥ずかしいと思うほど、素晴らしいアカペラを聴かせてくれるグループです。最初聴いたときは、マンハッタン・トランスファーかと思いました。
このCDの録音は、1971年と、1975年、そして1980年に行われています。当時としては、かなり珍しい、スタジオによる多重録音により仕上げられているため、録音によってしか、創ることができないため、彼らのライブは、一切行われていません。
アカペラという領域を確立したといってもいいグループでしょう。
収録曲目も、有名な曲ばかりで、とても親しみやすい作品です。
このグループに影響を受けて、山下達郎は、自分の声を多重録音する手法を多くのALBUMで取り入れるようになったとか。
いま、私は、このアルバムに出会えて、とても幸せな気持ちに満たされています。こんなステキな音楽があったのかと。しかも、私の生まれる前から、こんなに素晴らしい音楽を作っていた人たちがいた事に、感激しました。
全部で38曲も入った、豪華な作品です。
音楽、そして、人間の声のすばらしさを感じることができる、ステキなアルバムです。