第25作 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 [DVD]
再会した寅さんとリリーさん。中盤以降いつものとおり、寅さんの優柔不断が原因で関係に暗雲が立ち込める。リリーさんが仕事探しするところ。沖縄の青い空、飛行機が低空で横切り、顔をしかめ窓を閉める。あえて挿入したようなしぐさ一つにも監督の映画人としてのささやかな反戦思想がこめられている。内容は15作目の焼き直しなのだが、15作目の一途さもよかったのだが、本作のリリーさんの艶のある演技もなかなかのもの。当時、一連の作品としては、閉塞感、マンネリ感があったはずで、リリーさんの再登板に観客は興奮、感激したのでは。ラストのバス停の場面、寅さんいい声してるなあ。最後はしっかりまとめます。
セクシーボイスアンドロボBOX [DVD]
マンガが原作ということは知っていましたが、読んだことはありません。
みなさんのレビューを見るとマンガの世界観とずれがあるみたいなので
マンガが好きな人ではなく単純にドラマが好きな人にオススメしたいです。
基本のストーリーは女好きのロボットオタク・ロボ(松山ケンイチ)と、七色の声を操る14歳の少女・ニコ(大後寿々花)がスパイとして毎回、浅丘ルリ子からの変な依頼を引き受けて解決して行くというものです。
でも、このドラマはただの痛快冒険活劇ではありません。
普段の生活の当たり前さのシアワセを教えてくれます。時には命の大切さ。友情だったり。家族だったり。
そんなことを考えさせてくれます。しかも、ほのぼのとした空気感で、押しつけではなく心に響きます。
脚本は「すいか」の木皿泉さんです。スタッフも同じでしょうか??作風やキャスチングが似ています。大好きな人ばかりです。
「すいか」ファンの方へ
片桐はいりさんが主人公ニコのお母さん役です。もういい味出し過ぎです。裕福じゃなくてもこんな家庭憧れます。笑
浅香ルリ子さんは、いつも面倒な依頼をしてくる2人の雇い主的な人です。あの「すいか」の教授がそのままスパイ事務所の社長になった感じです。笑わせてくれます。
そして!!小林聡美さん、もたいまさこさん、ともさかりえさんがゲスト出演する回が2回あります!!
もう〜あの3人の雰囲気たまらなくいい感じです。うわ〜「すいか」だ〜って感じです。
でも、この回は若干重いストーリーなのでおもしろおかしくってゆーだけでは無いのでご注意を!!
そして主人公の2人を大好きになります!!!
松山ケンイチとかどこが良いんだ???と思ったけどスゴく良い俳優さんだと思いました。
素人には演技の上手い、下手は分かりませんが役にぴったりでした。DETH NOTEでLというもの静かな役をやっておいてこの役を演じきるなんてすごいと思いました。
大後寿々花ちゃん、カワイイです。癒しです。演技もピュアな感じで素敵です。注目株です!!笑
ピュアのまま素敵な女優さんになって欲しいです。
毎日の生活が、、案外悪くないかも?と思えるドラマです。
甘粕正彦 乱心の曠野
昭和裏面史とでもいうべき一冊だが、綿密な史料考証と関係者への取材によって裏付けられた秀逸な歴史書である。本書が扱った題材は、おそらく著者のライフワークなのであろう。真相に迫ろうとうする著者の情熱が感じられる。文章力もさすがプロだと脱帽させられた。
すいか DVD-BOX (4枚組)
今時珍しい賄い付きの下宿「ハピネス三茶」を舞台に、
そこに下宿する人々の人間模様を描いたドラマ。
主人公の小林聡美は30代半ばで、親と同居する信金勤めの
独身OLだったが、同僚の小泉今日子の3億円横領事件をきっかけに
自分の生き方にふと疑問を持ち、手始めにたまたま目にした「下宿人
募集」のチラシを頼りに「ハピネス三茶」に住み始める。
下宿人、オーナーはみな一癖ある女性ばかり、関わる人々も
一風変わった人が多いが、共通点は何かしら「欠落感」を抱えて
生きているということ。自分の意思で選ぶ人生、亡くなった姉
恋人、生き別れた母、平凡な日常・・・。しかし、全く物語に暗さは
なく、全体的にコメディータッチではあるけれど、「笑わせよう」と
いう笑いではなく、そこはかとなく「可笑しい」。そして、相手への
さりげない気遣いにあふれた登場人物のやり取りは、一話終わる
ごとに温かいもので心を満たしてくれる。
小林聡美、ともさかりえのさりげない演技、タフな小泉今日子、
「教授」にぴったりの浅丘ルリ子、そして、登場するだけで可笑しい
白石加代子(小林聡美の母)と、もたいまさこ(近所のバーのオー
ナー)をぜひ見てください。ともさかりえ、市川実日子のファッショ
ンもとても可愛いです。