戦慄タコ少女 1 (SPコミックス)
可愛いグロ、とでも言うべきでしょうか?
それでもグロはグロ。まじめに描けば悲惨きわまりない話をここまで
軽妙に描く山咲トオルの才能に脱帽。お若いのに相当苦労したので
ありましょう・・・
ストーリーもしっかりしたオチをもっていて読むのが楽しいくらいに
猟奇の世界にはまります。
ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒 [Blu-ray]
豪華と言う他ない役者陣による演技、洗練されたCG、水滴の大きさで着ぐるみの大きさが分からないように砂で表現するなど極限まで作り込まれた演出。どれもがハイクオリティーでありながら、華美にならず丁寧で落ち着いた表現に終始しており見ていて非常に心地よい。
前二作とのあまりの方向転換や、単に怪獣が町中で暴れたらどうなるかを描いただけの映画だという誤解、倉田など意味がよくわからない登場人物が出るなどの理由から、しばしば低評価を受ける作品だが、テーマ性と脚本のレベルは前作と比べ物にならないほど高い。前作までのガメラ、綾奈、倉田、長峰、のスタンスこそがストーリーの鍵となる。
前作までのガメラの主張は、敵は地球を滅ぼそうという悪であり、それを倒す自分は正義である。場合によっては人間も悪になりうる。
綾奈の主張は、自分は何もしていないのに家族を殺された。ゆえにガメラこそが悪であるということ。一般的な特撮作品における主人公は実はほとんどこの二つのどちらかのスタンスであることがわかる。
倉田の主張は、人間は明らかに正義ではない。ゆえに生きることは惨めで汚く、ギャオスに滅ぼされるべきであるということ。
長峰の主張は、生きて行くのに正義も悪もないが、生物は最後の瞬間までどんなに惨めでも生きようとするということ。
戦えば、必ず人は死ぬ。たとえ戦わなければ地球が壊滅するとしても、ガメラが殺した人間はガメラが現れなかったらもっと生き延びられたはずである(ワクチン接種で副作用を発症した人間は、将来病気にかかるはずの人間ではなかあったはずであるのと同じ)。つまり人間を救うためには人間を殺さなければならないという矛盾。ゆえにガメラは人間との交流を断った。だが、目の前の人間は助けたい。その矛盾。地球を守るために実はガメラが前作で地球環境を破壊していたことまで語られる。生きて行くことは周りを傷つけ地球を傷つけていく。倉田やギャオスを作った者はそこから逃げようとした。だが、ガメラや長峰、浅葱はどんなに惨めで自分が間違っていても、最後まで生きようとする。綾奈に必死で心臓マッサージを続ける長峰の姿、それを助けようとするガメラ(そこでも恐らくマナを消費し地球環境を破壊している)の姿がそれを象徴している。ギャオスを倒すためだからしょうがないじゃん!とは割り切らず、苦しみながら鬼の形相で戦うガメラは本当にカッコいい。綾奈は同じようでまったく違うスタンスである。自分は正義だと思っている。だから周りで死んだ者に気づけなかった。イリスが綾奈の記憶を読み取ろうとしたことにより逆に綾奈が封じ込めていた記憶ーそこにはガメラだけでなくギャオスもいたーを認識し、自らの過ちに気づいてゆく演出も本当に上手く設定を利用しており、素晴らしいの一言。
イリスの最後のあっけなさすら、生を否定した存在として描くための演出だったのだろう。この作品には無駄なシーンが一つもない。
エンターテイメント性については視聴者の嗜好にかなり左右されるだろうが、テーマの考察の深さとオリジナリティ、挑戦心、創造性、映像美、演出力の高さという意味では国内外問わずSF映画の最高峰。
真夏のハート
結構バリバリにテレビ出演してプロモーションもガッチリやってる・・割に曲がイマイチかと。せっかく素材としては藤井隆を超える成果を叩き出す可能性があるのに「漫画家」って言葉入れて見たりイマイチ遊び感が。
せっかく出すならもう少しマジメにやれば結果が出ると思うのに・・・某番組でTommy Februaryに結構なラブコールを受けてたが本当に取られるぞ。この楽曲みたいなイロモノピチカート路線なら川瀬の得意分野だろうし。もっと頑張れポニーキャニオン。
ドリームズ・カム・トオル―トオルがナビする夢のゲット法
これは、とても一生懸命に生きている頑張りやさんのお話です。いつも謙虚に、人々に感謝をして、夢に向かって努力して、逆境に負けないで、背筋を伸ばして明日へと駆け出してゆく、生き方を学びました。沢山の勇気と希望をもらった本です。21世紀のバイブルです。
トオルちゃんと聞くと「かわいい」しか思いつかないアナタ、絶対見る目が変わりますよ。
戦慄タコ少女 1 (SPコミックス)
最近バラエティによく出ている山咲トオルって変なキャラ! 恐怖漫画描いてるなんて言ってるけど、「それで売れてりゃテレビなんかに出てないでしょ!」とあなどってた。がっ、面白い!! 梅図かずおチックなクドい絵、過剰なスプラッタぶり、そーゆーのが苦手の人はダメだと思うけど、内容は本人がテレビでコメントしてたとおり、冒険あり、ロマンスあり、友情ありの爆笑(!?)モノ。ノーテンキで結果オーライのタコ少女、タカコの活躍は、作者の少女チックで愛情深い(??)キャラと相まって奇妙な世界へと私たちをいざなってくれます? とにかく読んで!! ☆四つなのは人によっては好き嫌いありそうだから。