Blue-中村佑介画集
イラストレーター中村佑介氏の初の画集です。
私が始めて彼の絵に触れたのは、夜は短し歩けよ乙女 の表紙絵ですがポップでカラフルながら、
どこかノスタルジックな絵にとても心を惹かれました。
Webでいろいろと調べていくと、アジカンのジャケット絵や他の小説の表紙絵も手がけている人気クリエイターで
ある事が判明したのですが、作品はCDや本以外ではWebでポストカードなどが買える程度で、まとまった作品集が無く
残念に思っていました。
そんな折に今回の画集が発売されるということで、さっそく購入して楽しんでみました。ペンなのか、筆なのか、CGなのか、
写真のようにも見える独特なタッチの氏の作品の殆どがこれ一冊で堪能できます。
そして最大の魅力はやはりほぼ必ず描かれている少女の絵です。物憂げで何かを見透かしたような彼女達から、
そっと秘密を打ち明けられているような、そんな気持ちにさせられます。
印刷も申し分なく、時折開いて不思議な清涼感を楽しみたいと思います。
Social Network
待望の2ndアルバムがついに発売しました。
前作に増して、バラエティーに富んだ曲の数々です。
心に響くバラード、新境地のテクノっぽいサウンド、キャッチーなアップテンポソング、それぞれの曲が個性を光らせています。歌詞はネットでのSNS、呪い、二股など珍しいテーマが多くユニークでありつつ、すごく共感が持てます。
現代社会を憂い嘆いている前半、理想や希望を唄った後半、どちらも圭さんらしさが垣間見られ魅力的です。
圭さんらしい力強さと優しさが感じられる歌声も健在です。
僕のおすすめは、「デジタル難民」「本当のこと」「シックスナイン」「違った世界」です。
アルバム全体を通して、とにかく素晴らしいの一言に尽きます。
鎌倉圭というアーティストを知らない方はまずは試聴してみて下さい。
きっと気に入るはずです。
気に入ったら是非、お買い求めください。
銀河英雄伝説 Blu-ray BOX1
OVA・TVなど150話を超える永遠の名作
「銀河英雄伝説」のBDのBOX1です。
世界設定、キャラクタ、戦闘描写、機械、
様々な面にて、名作と呼び声の高い作品であります。
BD化したことによるグラフィックの強化などはありません。
DVDとの目立った違いがあるわけでもありません。
しかし、銀河英雄伝説という名作は今の世でもまた、名作として
人々に伝えられていくでしょう。
今は亡き名声優の名台詞の数々をご堪能あれ。
むしろ、今のアニメ業界のように
「客観性のないメディアによる差別」「他の業界の宣伝道具にされる」
「アニメーターの士気・能力低下(技術上昇)」「権力志向者による規制」
などが強く無いからこそ、鬼気迫る迫真の演出クオリティのある
作品として、完成できたのかもしれません。
アニメ業界の歴史に残すべき、大作。
いかがでしょうか。
(小説もおすすめ)
〜銀河の歴史がまた1ページ
アドリブ(紙ジャケット仕様)
このアルバムは、バックミュージシャンにジャズの巨匠達を起用したことで
当時の音楽雑誌(FMfaxや週刊FM・・)で大きく取り上げられました。
(1)アート・ペッパー(アルトサックス)1. 暗闇のラブ・ソング、6. 今晩おひま、5. 本牧挽歌(ミュートしてあるけどこれもかな?)
(2)ツース・シールマンス(ハーモニカ)2. 憎いあんちくしょうのブルース、8. ひとりぼっちのララバイ
(3)北村英治(クラリネット) 4. 鍵、9. 明日はクール
(4)前田憲男(ピアノ)3. サフランのように、7. ひとり暮しのワルツ、10. 恋はもうたそがれ
他多数参加しています。
1980年発売されたLPを買って聞きまくっていました。
1994年のQ盤復刻の時は買いそびれてしまって 某オークション等に稀に出品されるCDに入札していましたが、落札価格は\25,000以上で届かず悔しい思いをしていました。
1,4,9が山崎ハコさんの作詞作曲 (ハコさん自分の曲よりも出来が良いんじゃ?)
7はなんと!作家:五木寛之氏の作詞 (ほぼ同時期の松坂慶子さん「愛の水中花」と共通点あるかなぁ)
いろいろ知っている事を書きましたが、単純にアルバムとして出来が素晴らしい。
また、ケイさん自身、美人で声が美女の声している。 ファルセットもすごく艶があります。
今、車の中でずーっと聞いているので、10曲とも気に入っていますが、敢えて順位を付けると
No.1:ひとりぐらしのワルツ
No.2:鍵
No.3:憎いあんちくしょうのブルース
No.4:ひとりぼっちのララバイ
No.5:明日はクール
余談ですが、ボーナストラックの中の「私は女」は日本テレビ系火曜劇場「甦る日々」の主題歌に使われていました。 主演女優さんは、うろ覚えなのですが、フェロモン全盛期の十朱幸代さんか多岐川裕美さんじゃなかったかなぁ。
この秋、超おすすめの1枚です。
文章は接続詞で決まる (光文社新書)
地味な本を、と一瞬思ったが、読んでみてびっくり。
接続詞の使い方が一発で分かる。
考えてみれば、接続詞の使い方次第で内容が同じでも文章は上手くも下手にもなる。
同書は、接続詞の意味、接続詞の分類とその用例、表現効果などを解説。
ありそうでなかった、接続詞本。しかも、用例が盛りだくさんの割に256ページで読みやすい。
文章に自信のない学生・社会人。あるいは自信があっても、大事な書類、就職活動を左右するエントリーシートの提出を控えた人は是非、同書を読むべき。
全部、読まなくても、手元に置いて辞書代わりに。