定本 宮本から君へ 4
昔20代の頃、モーニング連載時に読んでいましたが、途中(事件の所)で挫折。最近全巻そろえて読みました。
あの頃の熱い思いがよみがえってきました。特に初めて読んだ結末は本当に感動的でした。以来ずっとその後の宮本と靖子のことが気になっていましたが、巻末にある、後日の宮本の書き下ろしを読んではじめて気持ちが落ち着き、すっきりしました。名作だと思います。
定本 宮本から君へ 1
読んでみて自分が置いてきてしまったものが見えてしまった気がした。
大人になったとは聞こえはいいけど、取り戻せそうで、取り戻すことができないもの。
心の高ぶり、すべての事にあきらめない、誠実でいるという気持ち。
読んで損をすることのない新井英樹の漫画。
ぼくはもっと早く出会いたかった。
でもまだ遅くない気がする。