ミュージックファイルシリーズ/MFコンピレーション 超空想リングサイド~格闘チャンピオン・マッチ~
このCDを買う前、発売元がコロムビアなので、北斗の拳の「愛をとりもどせ!!」などの発売元が違う歌は、カヴァーヴァージョンになってるのではないかと、不安でしたが大丈夫でした。(柔道一直線だけはコロムビアバージョン)
それにしても、このCDには結構レアな歌が収録されています。例えば、7曲目の「キックの鬼」は沢村忠さん本人が歌っている方の歌(東芝レコード)です。私の持っていたCD(コロムビア)では子供が歌ってました。聞き比べると面白いです。(音源が違います)また、姿三四郎の「シーズン」もレアだと思います。名曲です。
有名な猪木のテーマも入っててとてもお買い得なCDでした。(でも「キン肉マン旋風」がはいってればもっと良かったな)
タイガーマスク BOX 1 [DVD]
タイガーマスク…。かつて虎の穴の悪役レスラーから、掟破りの脱走をした彼の生い立ちは、孤児というめぐまれない運命の人生から出発しなければならなかった。それは昭和30年前半の戦後の傷跡から、立ち上がろうと苦闘した高度成長期の日本人の姿そのものと重ねて見ることができる。バブルがはじけ、無気力、無感動、醒めた目でしか社会を見れず目標を喪失した今の、特に二十代の若い人からは、想像もできない、タイガーマスクの仮面の下に隠された真の男の生き様、心根は、今一度、荒廃しきった世界から、何を心の糧として生きていくべきかを考えさせてくれるのに、十分な特効薬となるであろう。
タイガーマスク VOL.18 [DVD]
子供たちの為に闘ってきた勇者タイガーマスク。
どんなに苦しくても、フェアプレイで勝つ事こそが、
「みなしごハウス」から将来巣立つ子供たちの最大の希望だった。
そして今、恐るべき最後の刺客…タイガー・ザ・グレートとの決戦が始まる…。
タイガーマスクの目的はもはや試合の勝利では無く、
反社会的・殺人組織の「社会悪・虎の穴」を叩き潰すことだった…。
「出来ればフェアプレイで勝ちたい…」
しかし最早そこにはフェアプレイと云う、『きれいに勝つ』手段だけで勝利するには生温い、最強の悪魔が居た…。
しかして、いやおう無く、いかなる手段を講じようとも「潰すという目的達成」だけが優先されて行く…。
タイガーマスクの最期の正義は、
「最大悪を倒す為には、あらゆる犠牲も惜しんではならない…平和とは、悪と闘ってこそ在るのだ」という叫びと成った。
本当に大切なのは「悪と闘う勇気」だと、健太達に教える事だった…。
「子供たちの模範であり続けなければならない」綺麗な英雄は、
反則という社会のルールを「破った事」には違いはなく、
振り返らずに旅立つ事にいさぎよしと去って行く…
とても深みのある、そしてとても優しいアニメです。
今の子供たちにこそ観てほしい…と思わせるアニメです。
観ていない方は是非。
タイガーマスク BOX3 [DVD]
私の場合、タイガーマスクをまさにリアルタイムで小学校低学年の時に見ました。
初めはちょうどプロレスブームのノリでかっこよさに憧れて見ていただけでしたが、
放送回が進むにつれて、伊達直人が追いつめられていく展開に心を痛めながらも、
その痛快なアクションに魅了され、直人の生き様の「美」に感動し通しでした。
主人公はタイガーマスクでありかつ伊達直人。でもヒーローものにありがちな完全
無欠で正義を掲げて賞賛し通すような人物設定では無く、終始生身の人間の苦悩
を取り扱い、観る側の私たちに共感を誘います。
104回と最終話105回は最高傑作でアドレナリン出まくり。
壮絶凄惨・・・見終わると放心状態で3分ほどたたずんでしまいます。
確かに、放送コードにひっかかりまくりでR指定になりそうな目を覆うシーンの
連続です。しかしそうであったからこそ、幼い7歳の私には心に強く焼き付いて
一生記憶から消し去れない思い出のアニメにもなったのでしょう。
きっと伊達直人のように本当の意味でカッコイイ大人になりたいと、幼いながら
願い、心に誓った子どもたちは、数え切れない程いるのではないでしょうか。
試練に立ち向かう伊達直人。その人物が過去に悲しく背負った心の闇に、物語の
語り部が深層心理奥深く潜行して、抽象的、象徴的に表現するシーンも秀逸です。
編集や構成の見事さにも注目する価値あります。回想シーンを含めて、この心象
表現があったからこそ、作品全体が引き締まり、グッとした重みも加わりました。
伊達直人とちびっ子ハウスの人々、とくにルリ子さんとの平和な世界を切り裂
くように、トラの穴の数々の刺客たちが次々とリングで彼に襲いかかりますが、
苦難や痛みに耐えながら、常にちびっ子ハウスの子どもたちのことを気にかけ、
また他の児童福祉施設の災害防護工事の手伝いをしたり、馬場や猪木、ケンタ、
大門との友情と信頼を深めながら、温かい人間関係を築いていくエピソードにも
感動します。
アニメの映像自体は非常に大味で、ディテールにこだわりがある方には丁寧さに
かける絵に見えるかもしれません。映像の動きも一つ一つあまりに間がありすぎて
ちょっともどかしい印象も抱かれる方は多いでしょう。(昨今のアニメはスピード
感があるので)
しかし、それを凌駕するテーマ設定と脚色、全編を通して流れる超〜涙腺を刺激
される音楽も心に染みいります。
テーマ曲の勇ましさとは対照的に、エンディングにあるバラード曲の切なさが終盤
の放送回の感動へと誘うので、あの歌詞をしっかりと心に刻み込みながら全編を見
ていくと、最終回には、きっと涙が「ドバーッ」。
今 息子が中学生です。
来週から 少しずつですが、105話ともDVDなどで見せていきます。息子にも
色々な視点で色々な立場でものを考え人の痛みを知り、優しさを持てる人間に
なってもらいたいと切に願っています。
梶原さんに感謝、 アニメ制作者に感謝! 素敵な音楽に感謝!
伊達直人・・・・・ばんざい! 全国の心ある伊達直人さん達も ばんざい!