ソラニン メモリアル・エディション 初回限定生産2枚組 [DVD]
宮崎あおいさんの映画はほとんど全部見ていますが、従来の彼女の良さを再認識できるとともに、新しい彼女の良さを発見できる作品だと思います。
また、キャストひとりひとりが各々の役によくハマっていて、桐谷健太さんや伊藤歩さん、チョイ役で出てくるARATAさんなんかも『さすが!!』という感じで、サンボマスターの近藤洋一さんもすごくいい味を出していたと思います。
原作のファンだと賛否両論があるかもしれませんが、私は原作を読んだことがありませんので、その分すんなりと作品に入り込むことができました。
『人生ってなんだ?』という誰でも一度は考えるようなことをテーマにした作品ですので、誰が見ても何かしらは胸に残るような映画だと思います。
個人的には、最後まで涙が止まりませんでした(笑)
むだい
このアルバムを一言で表すなら綺麗・純粋などといった言葉がしっくりくる。
詩がかなりピュアなのだが、Voの透明感がある声と心地よいメロディーにより
胡散臭さを感じない綺麗な世界観がちゃんと成立していると思います。
といいますか男性Voでこの雰囲気は出そうと思って出来るもんじゃないと思う、
これはもう一つの個性であり才能だ。
個人的には1曲目の『信じなきゃ』が一番ガツンと来た、
今後このバンドが伸びてこなきゃ嘘だろうとすら思います。
ソラニン スタンダード・エディション [DVD]
主役の宮崎あおいを含め、キャスティングがいい。また、ストーリーも原作に忠実でよけいな演出を入れていないので、盛り上がりはないが原作の雰囲気をよく出している.アジカンの曲も雰囲気があっていい。日本映画はやたらと原作をいじくり回して、ぶちこわしにするので、あまり期待していなかったのがよかったのかも.ソラニンってジャガイモの芽の毒のことだったのかと納得した.
ソラニン
何だか久々に心にドスンと響くものがありました。
空虚な日常、ありきたりな人生、迷ってばかりで才能も何もない自分。
何も起きずに時間だけが過ぎていく。
でもたとえ惰性であってもそれだって生きているということだし、
自分にも前へ踏み出す地面が存在しているんじゃないか。
漫画「ソラニン」を読んでそんな感傷に浸っていましたが、
この何とも云えぬ儚さと小さな光を歌詞だけでなくメロディや曲展開でも
表現できている楽曲なのではないかと思いました。
「ジャーン」とギターが鳴り出してから
エンディングの感情剥き出しの叫び声まで
何度も何度も鳥肌が立ってしまう一つ一つの音。バンドの音。
最近の新しくて凝った楽曲も好きですが、
こういう青臭くてエモーショナルで切なくて、
初期衝動がぎっしり詰まったような曲を
私は待ち望んでいたんだなあと気付かされました。
「ムスタング」が「ソラニン」からインスパイアされて
作られたということを聞いてから原作を読んだので、
映画化の話を聞いた時は是非主題歌をASIAN KUNG-FU GENERATIONに
担当してほしいなと願ってはいましたが、
それがまさか実現されて、
その分思い入れもひとしおではありますが、贔屓目を無視しても、
心に記憶に残る名盤だと思います。
ちなみに「ムスタング(mix for 芽衣子)」は原曲から大きな変更は無いものの、
ホールツアーを思い起こさせるようなアレンジになっています。