青春歌年鑑 60年代総集編
私自身は60年代に郷愁を感じる世代ではありません。
このCDに納められている人は、私にとっては名前は知っているものの気づいたときには既になくなっていた人若しくは現役で歌を歌っていない人、というイメージです。
曲もまた何かの折に、誰かがトリビュートソングとして歌っていたのを聴いたことがある、という程度で、原曲初めてというのが多いです。
今とは比べものにならないくらいシンプルなアレンジの曲ばかり。
詩も今と比べると言葉数も少ないし、メロディラインも奇をてらわずシンプルで、聞き手の気持ちを故意に煽るようなものはみあたりません。
でも、びっくりするくらい心が動かされます。
歌を聴いていて、自然に涙が出てきたのは初めてです。
特に坂本 九さん、越路吹雪さんの歌は深い!
これほど詩情あふれる歌い方を嫌味なくできる歌手が、今の「アーティスト」達の中にどれだけいることでしょう。
こころのひだにそぉっと触れてくれる、そして染みとおってゆっくり満たしてくれる、こんな風に歌える人が昔はいたんですねぇ。
バラが咲いた (講談社コミックスDX (1726))
照れ隠しのようなおちゃらけた本人のあとがきとは別に、「恋文日和」などかなりロマンティックな作品を発表するジョージ朝倉の初期短編集。どの話もかなり純愛、かなりロマンティック、今の作風の原点を読んでる気がします。表題作『バラが咲いた』を始め、やっぱりジョージ朝倉の描く恋愛、そしてセリフは素晴らしくロマンティックだと思います。こんな恋愛、今だからこそ有り得るような気がします。必読の一冊です。
コテージに咲いたばら (ハーレクインコミックス・キララ)
大切な育ての親である叔母を病で亡くし、その後生活に追い詰められても意地と二人づれで頑張ってしまうヒロイン。そして、そんなヒロインがどうにも気に入ってしまったヒーローのお話です。なんとかヒーローとの結婚をもくろむ意地の悪いヒーローの後輩の女医が出てきてヒロインを追い詰めますが、読者からはヒーローがヒロイン一直線なのがよくわかるので、安心して(?)読めます。このお話を読んで判るのが“人の噂”が如何に無責任かということ。たぶんベティ・ニールズはそのことも言いたかったのではないでしょうか。 あと、叔母さんが亡くなるシーンは何度読んでも涙が出ます。
コンクリートに咲いたバラ
彼の曲を聞き出して、もう10年以上たちました。
PACのリリックはリアルで本当に腹の底から伝えたいことを歌ってました。
この詩集はPACの純粋な部分、不安な部分と色んな感情が書かれています。これを読んでも分かりますが、天才です。
2PACの詩集は高校、大学の教材にもなっています。今までいましたか?ギャンクスタでMCをやってた人が学校の教材になるなんて?
PACはただのMCじゃないので是非読んでみてください!
Rest In Peace 2PAC