転生學園 月光録
前作はビジュアルに惹かれて購入しましたが、ストーリーの短かさと薄さに正直がっかりさせられました。
一度見たCGをもう一度見れる・人物紹介がある・戦闘の難易度が低め・複数エンディング、と親切で複数回プレイを推奨する作りの一方で、このゲームの肝でもある感情入力システムが判り難く、直前セーブ必須で、ミニゲームも単調、キャラごとのサイドストーリーが薄い、などバランスの悪い印象がぬぐえません。
全体として淡白、何度もプレイしたい印象がないゲームでした。
近作はこれをどこまで改良・改善しているのか、今回は好きなジャンルなので購入しますが、これで駄目ならもうこのシリーズに見切りをつけます。そう思っている人も多いのでは?
まさに正念場の1本といえるでしょう。
このメーカーは好きなだけに、頑張ってほしいとの期待をこめてこの評価にしました。
転生學園月光録 オリジナルサウンドトラック
他の方のレビューが☆3なので桜庭氏の音楽の中ではダメかなと思っていた。
しかし実際に聴いてみると、想像していたより悪くないというのが第1印象。
音楽はスターオーシャンやヴァルキリープロファイルよりはテイルズ風。
全体的に和風の音楽であるが、ベースになっているのは桜庭節(テンポは少し遅め)。
2枚組で140分を越えるCDであるが、1枚目のCDにはあまり耳に残る曲がなかったのが残念ではある。
桜庭氏は学園物のゲーム音楽をあまり作られていないのでファンには貴重なCDかもしれない。
和の雰囲気を加えた戦闘曲は他のCDではほとんど用いられていないので一度、お試しあれ。
どこかで視聴してみて、もし気に入った曲が多く入っていればCDを購入しても納得できる。
桜庭氏の音楽に慣れている人ならおそらく許容範囲のゲームサントラだと思う。
しかしブックレットが薄すぎて、かなりがっかりする(ほぼ収録曲名のみ)。
どういうコンセプトで音楽を作曲したのか桜庭氏のコメントがあってもいいものだが・・・。
☆4を評価したが、全体的にみれば☆3.5ぐらいが妥当なところだろう。
蒼光~岩崎美奈子『転生学園幻蒼録/月光録』ART WORKS
岩崎さんの二つ目の画集になるのかな?
転生学園幻蒼録/月光録のゲームで使用された両方のビジュアルが詰まった1冊です。
前作ART WORKSでもレビュー書いたくらいファンなので今作も予約しました。
岩崎さんのインタビューで見た事があるのですがバランス(人体等)なんかは気を使っているそうで絶妙なバランスなんですよねー。
CG塗り!っていう塗りもあまり好きじゃないそうで、水彩のような暖かい、そして柔らかな塗りも大好きです。男の子は格好良いし女の子は可愛い。
ゲームをプレイされて絵が好きだった方・岩崎さんのファン、どちらでも楽しめる作品になっているだろうと思います。ボリューム凄いです。
転生学園幻蒼録ザ・コンプリートガイド (電撃プレイステーション)
唯一の攻略本ということですが、これ1冊あればバッチリでしょう。
オールカラーなので戦闘マップも見やすいです。
戦闘よりも気を使うRESシステムですが、RESやイベントで上下する相性値のポイント数や、それに対応して相性値が変わる背反関係キャラ(例:一之瀬←→那須乃)の変動ポイント数などがわかりやすく記載されています。
各キャラとのエンディングを迎えるためのピンポイント解説も参考になりました。
RES発生時の相手キャラの返答もすべて載っているので、RESによって変わるセリフをすべて見たいというファンの人にもおすすめです。
ゲーム中ではまともに説明のなかった「転生」「神子」などの解説もあり、消化不良が少しは解消されるかも???(すべてが明らかになるわけではありませんが)