ルーシー事件―闇を食う人びと
元は夕刊に連載されたものをまとめたのだろうか、同じエピソードが繰り返し出てくるなど読み難い事このうえ無し。また事件に直接は関係ない著者の思い出話も沢山あり、それが多角的な視点をもたらしているかといえば、さにあらず。著者は事件のピースをかき集めて再構成するのに苦労したそうだが、同じ苦労を読者にさせてどうする。これは著者の技量というよりは編集者の怠慢だろう。
私が編集者なら次のように構成する。まず最初に検察側の論告求刑と弁護側の最終弁論を並べて事件の概要を説明。次に検察側と弁護側が対立している重要な争点を取り上げ、裁判の過程で明らかになったことや証拠の扱い等について記述。その後、裁判の傍聴を通じて著者が持った被告の印象などを主観も交えて書く。最後に裁判を通して著者自身がたどり着いた事件の推論を改めて書けば、まとめになる。事件とは直接関係ないことだが、もし著者が取材の過程で知ったという事件の周辺にぼんやりと浮かぶSMやスナッフビデオの世界に触れたければ触れても可。著者の自己満足だけど。公判を一度だけ傍聴に来る物見遊山な人達に対する小言も入れたければどうぞ。これも著者の自己満足だけど。
世間が忘れていく事件の裁判を傍聴し続けた著者には最大限の敬意を表したいが、もし同事件で他に読みやすい書物があるならば、こちらを読むことはお薦めしない。と書くつもりだったが、もう一冊の事件関連書が輪をかけて読める代物ではなかったので、頑張ってこちらを読むしかない。何とか事件の概要はつかめるはず。
マンガ嫌韓流 4 (晋遊舎ムック)
様々な本を読み、ネットでの情報もあり、本書に書かれていることは大体知っていたが
改めて溜息が出る。こんな大事な事を知らない人達が多いことにうんざりしてしまう。
漫画でわかりやすいと評判だったので本が苦手な人に貸し出す用として2冊購入した。
少しでも興味を持って欲しいものだ。
手遅れになる前に…。
ここ数年の韓国を持ち上げる報道姿勢には怒りがこみ上げてくる。
一体ここはどこの国なのだろうとわからなくなる時がある。
討論番組では、何かと「右翼的な発言ですね〜」なんて言うコメンテーターも多い。
自国の利益を優先することは当然なのに。
韓国に対して少しでも批判的な発言をすると、差別だ差別だと大騒ぎする。
このままではいけない。今自分が出来ることをしていこうと思う。