GIFT
もともと曲作るたび賛否両論飛び交うバンドであることはご承知の通り。「らしい」とか「らしくない」とか。もともと櫻井和寿自身は色々な事柄にものすごく影響されやすい人なんだけど、そんな彼が20年近くもワケの分からないJ−popマーケットの第一線を駆け抜けてこれたのは、そういう余計な横槍につつかれてもバランスを失わない、音楽的な体幹の強さがあるからなんだろうな。
だから、今回の「gift」も、「らしくない」っていう声が聞かれますけど、不定型な譜割りや、時折コードから外れることで「滲み」を醸すメロディライン、曲の輪郭に逆らわず飼い慣らされずのストリングスワークは、ミスチルが、小林武史が、紛れもなく15年以上かけて培ってきた「ミスチルらしさ」だと思う。いい曲ですよ。
で、歌詞。北京五輪のタイアップ付きということだけど、その土俵の上で桜井が演じたのは、「これぞミスチル!」と言わしめんばかりの「ミスチル流」の体育観。「白・黒」「日差し・日陰」という「優劣や勝敗」の残酷さをはっきり肯定しているのがミソ。それでいて「すべての色(勝敗による「色分け」も含めて)」を肯定。「敗けの美学」じゃないけれど、とりあえず全肯定!的なニュアンスを珠玉のレトリックで戦う前からメッセージとして選手に贈って許されるのは、もう、桜井和寿しかいません。さすがです。
これを書いているのはちょうどオリンピック閉会式直後なんですが、終わった後だからこそ、もっと言えば日本のメダル獲得数が伸び悩んだという結果を受けてこそ、重くのしかかりつつも優しい歌ですよね、ホント。
象の背中-旅立つ日- [DVD]
死んだら会えなくなってしまうけど、見えなくなるだけで、コミュニケーションがとれなくなってしまうだけで、家族は、目上の、つまり親、お父さんお母さんは、ずっといっしょに、そばにいるんだよ、見ているんだよ、お前(子ども)を心配して思っているんだよ、という感じです。「千の風になって」とかありましたけど、私もこのDVDをみたら、両親がまだ健在なうちから、声を押し殺して号泣してしまいました。女の子も男の子も、お父さん、お母さんに反感とか、「分かっちゃねぇなぁ、分かっちゃねぇよう!!(怒)」なんて感じにイラッとした方向へ気持ちがスライドしたら、気持ちを『朝起きたときのような自然な感じ』に、リラックスするつもりで『ゼロの位置』まで心をスライドさせて戻すように、試してから、見てみて。
THE PASSENGER [DVD]
監督が写真家で確かに絵になる綺麗な映像です 話は割りとハードボイルド風なのですが
とにかく解りにくい難解な映画です でも途中であれこれ混乱などせずただ黙って見れば
また違った印象が出てくる映画だと思います 僕にはあんまり無いかなということで★3つ
アヴェ・マリア~聖なる調べ
聴いているうちに、心が静かに、穏やかになり、そして最後のハレルヤで、ちょっと晴れやかになります。
心が沈みがちな時、眠れない夜などに、聴かれることをお勧めします。
本当にきれいな曲ばかりで、少し変化もあるので、繰り返し聴いても飽きません。
お部屋の空気が清らかになるような気持ちがいたします。
大変な日々を送っておられる知人にもプレゼントしたところ、とても感謝されました。
ほんとうに、素晴らしい選曲だと思います。