翼 武満徹ポップ・ソングス
ご高説は他のレビューに任せるとして、もともとエコーがこってりのボーカルというのは体がまったく受け付けなかったのですが、彼女だけは何故か許せてしまう不思議な魅力を持ち合わせていますね。
私には、曲の持つ純粋性・幼児性と彼女の滑らかでアダルトな声がやや不釣合いなところに魅力を感じますね。企画と内容が見事に重なり合った逸品です。
細野晴臣プロデュース 「プロムナード・ファンタジー」
細野さん自身が好きな音楽ばかりを集めた作品なんですね。自室や車内で流していると、いつのまにか柔らかい楽しい気分になることが出来ます。細野ワールドによるサウンド作りのセンスはもうご機嫌!買って損ない1枚です。
細野晴臣と地球の仲間たち~空飛ぶ円盤飛来60周年・夏の音楽祭~ [DVD]
細野さんの還暦!?を祝うパーティだから、あんまり難しいこと言わずに観てました。
豪華ゲスト!がよいです。
まず、前説?でYMOの3人がでてきておぉ!となり、その後のヴァン・ダイク・パークス、そしてジム・オルークの演奏。
ある意味、アメリカの音楽シーンにおける2人の巨人が細野氏をトリビュートする、というサプライズ!映像で観れるなんて幸せだな、なんて思いました。
Disc1の後半、小池光子がでてきたあたりから、お祭り騒ぎから雰囲気がかわってきて、コーネリアス、高橋幸宏、坂本龍一3人のガチンコ勝負は見もの。
Disc2で細野さんは、「早くやめよう。」なんて言ってますが、1980年のYMO全盛期に雑誌「写楽」のイベントで、3人でアコーステックセットのフォークをやり、客をドン引きさせた事件が、頭をよぎったのかな?なんておもいました。
だいたい、なんで円盤で「タントラタントラ」なのか、さっぱりわかんない!と言うのは野暮なんしょう?こうしたぶっとんだジョークも許されるのもキャリアのうちなのかな。
後半でまたヴァンが出てくるんですが、ヴァンは細野氏の才能に嫉妬し、「HOSONOをアメリカに入れるな!」と言っていたことを有名な話。
お二人は長い付き合いですが、そんなこんなで微妙な距離をとり、ギクシャクしていたんです。
そんなご両人がおんなじステージでにっこり笑いあう。
齢をとることはある意味いいことですね(笑)。
細野晴臣トリビュートアルバム-Tribute to Haruomi Hosono-
何の予備知識もなく聴き(買い)ました。
私的に数多くの発見がありました。
「風の谷のナウシカ」「ハイスクール・ララバイ」って、細野氏の作品だったのか・・・。
何故に”ヴァン・ダイク・パークス””ジョン・セバスチャン”が・・・そして”バツク・ミュージシャン”では、リーランド・スクラー、ガース・ハドソン、ジェフ・マルダーetc...
コシミハルの名前も嬉しいです。
是非、お聴きください。