銀魂 シーズン其ノ四 8 [DVD]
内容は前回に引き続き「紅蜘蛛編」3話と「人気投票編」1話の構成。「紅蜘蛛編」については前巻のレビューで言及した、妖艶
さという独特の色をアニメーションでどう表現するのか?実はこの長編、アニメスタッフの力量がもろに試される難しいシリーズ
だったのではと思っている。本巻収録話はその点スタッフの作画や演出への拘りと、何より原作への深い愛情が、視聴者にひ
しひし伝わってくる好内容に仕上がっている。
舞台となる吉原や、戦闘シーンの空間が暗い色彩で統一されているせいか、火災シーンでの炎の赤、幼い銀時と松陽先生と
の回想シーンでの空の青等がとても美しく際立ち印象に残る。また銀時と地雷亜の決戦シーンにて両者のテンションの張り詰
め様を白一色の配色にすることで表現したりとスタッフの拘りが随所に感じられ、アニメーションならではの醍醐味が味わえる。
普段はストーリーの内容ありきで、あまりその辺の細かい点に目が向くことがないのだが、本長編では映像の美しさと演出の秀
逸さを感じさせる箇所が多かったので、本巻の見どころの一つとして挙げておきたい。
もちろん銀時の漢らしさ、地雷亜が見せた人としての脆さ、月詠の師匠への労り、全蔵の活躍振り等ストーリー上での魅せ所も、
アニメーション化してさらに強力になっている。原作の「紅蜘蛛編」ファンの方は是非本巻を観ていただき、製作陣の苦労が見事
に結実した素晴らしい仕上がりを堪能して欲しいと思う。
「人気投票編」はまだ序章だが、エンディング・テーマの映像に各キャラクターの順位を挿入する等相変わらず遊び心健在。ま
た今回「ウソ予告」として過去にも一度公開された劇場版予告映像が収録されているが、思わず劇場での感動を思い出させ胸が
熱くなりDVD化が早くも待ち遠しい。特典のアナザージャケット絵は地雷亜の若き日の姿鳶田段蔵と彼の妹とのツーショット。製
作陣の気合の入りっぷりが嬉しい8巻だ。
銀魂 シーズン其ノ四 7(完全生産限定版) [DVD]
内容の概要は、なんとか人様が素晴らしい文章を書かれているので、自分は本巻の印象を中心に書いてみます。
昨日公開された劇場版銀魂の凛々しい銀さんの活躍を観た翌日、本巻収録の「歯医者」回を見直したら、待合室でびくびく診察を
待つ劇場版とは別人の様なそのギャップに大いに笑ったと共に、何故だかホッとした。このギャップが銀さんの魅力なんだよなあ。
「カウントダウン」回では、「ウォーアイニー」の編集映像がとても良かった。男性キャラに焦点が当たりがちの作品だが、こうしてま
とめて女性キャラの登場シーンを観ると、男性に劣らず魅力的なキャラが多い作品だと改めて思う。
後半「紅蜘蛛篇」2話は前半とは別作品かと思う程がらりと雰囲気が変わり驚かされる。同じ吉原が舞台の「吉原炎上篇」以上に大
人で妖しげな空気が漂い、銀時と月詠の男と女としての魅力も垣間見れる今まで見られなかったタイプの長編で個人的にも思い
入れが深い。何より月詠の元師匠地雷亜を演じる、屋良有作氏の終始抑えたトーンでの妖艶な語り口が最高に役に嵌っている。
「紅蜘蛛篇」開始と共に一新されたOP・EDの曲とアニメーションも、本編の内容に合わせたように何処か渋く大人びた雰囲気があ
り、特にEDの銀さんに続いて皆が行進するほのぼのした絵は曲と良く合い、本編での緊張感を解きほぐしてくれとても素敵だ。
ドラマCDは、重要人物総登場でお得感あり。アナザージャケットは「紅蜘蛛篇」で大活躍する服部全蔵。夜空の月が美しい渋めの
表ジャケット絵のように、今までのアニメ銀魂には珍しい妖艶さを丁寧な作画で魅せてくれる一巻だ。
銀魂 ジャンプアニメツアー2008&2005 [DVD]
本日無事届きました。
攘夷ファンの私としては、「白夜叉降誕」のクオリティの高さ、「紅桜編」のときのようなシリアスな雰囲気に感激しました。
「何事も…」の方も懐かしくてたのしめました。また、お馴染みの皆様のオーディオコメンタリーもオススメです(^O^)