リンダキューブ アゲイン
あの『ガンパレード・マーチ』という作品を作り出したメーカーのゲーム。
PCエンジンのリメイクなのだが、グラフィックはしょぼしょぼです。スーファミ並。
ですが、アニメーションやボイス、世界観や、やり込み度がカナリ良いため、グラフィックはどうでも良くなります。
メーカーさんが言うには、グラフィックを向上させることよりも、操作性等やゲーム性を向上させたという結果らしい。
ゲーム性自体はうーん、普通かな?自由度はやはり高いのだが。
しかし、当時のPCエンジンの時では斬新なものだったのだろうが、PS2が出てる現在においては中の上と言った感じです。
ただ、PS2であっても、この自由度に満たないゲームも多いので下手なゲームをするより全然楽しめます。
ストーリーはちょっとグロイ感じ。でも言うほどグロくはないから安心してください。でも子供にはやらせない方が良いです。モラルが超薄いですから。
透明の猫と年上の妹 <3LDK-RPG>
主人公は9歳児。ある日、自宅の日用品が動きだし、3LDKの自宅が、ゲーム内の果てしなく広がる世界のように変貌し、ほぼ誰もいないその世界の中で、非日常の一日を送る事になる、、、という小説です。
あまりネタバレ等もしたくないので、内容についてはあまり書けませんが、
物語としては、その非日常の発生の経緯こそが核心で、大人としてはそちらの流れが面白く感じます。
ハードカバーで、カラフルかつ控えめな鮮やかさの装丁がとても素敵です☆
また、児童書向けだからか、総ルビになっていたり、文字が大きかったりと、丁寧な印象です。
また、全体が中篇と言って良い長さで、割と気軽に読めるかと思います。
読後感も素敵で、思わず”ごちそうさまでした!”と言いたくなります。
ラストまで、キャラ達の複雑な感情が伝わって来ました。二回目読んで、じわじわと感じられるものがあるような。
RPGでなくとも別のお話ができそうなので、是非続編があれば、と楽しみに感じました。
CANNABIS WORKS―田中達之作品集
田中達之と言えば....
リンダキューブの人、といっても多くの人には伝わらないだろう。
劇場板「アキラ」の原画描いた人(の中の一人)と言えば「おお!」と思う人が多少はいるかもしれない。
このCANNABIS WORKSでは、アニメーター特有の作画の安定感と、田中氏本人の持つ独特の世界観を味わえます。
個人的には、色付きの完成作品よりもデッサンとか落書きが見れた事の方がうれしかったです。
ちなみにレビュータイトルのグニャグニャはもちろん田中作品に時々出て来るグニャグニャした物の事ですが(もちろんと言うほど目立ってないかもしれませんが)、この感じはAKIRAのラスト、鉄雄が凄い事になっちゃったあたりの原画で培ったのではないかと勝手に思っております。
リンダ キューブアゲイン PlayStation the Best
一言で言うとこのゲーム胡散臭いのだ。
その代表格がエターナである。
町全体がクリスマス一色で染められていて、住人もサンタの格好をしている。町のBGMはジングルベル。
一見、楽しそうな町に見えるが
館の地下に潜ると沢山の人々が牢屋に捕らえられているのだ。
そこの館の主人も胡散臭すぎる。慈善で配られている食料も何もかもが胡散臭い。
それはエターナだけではない。このゲーム全体をそれが支配している。
ボス戦のBGMにジングルベルを持って来る辺りも凄い。
メジャーになれない良作ですが
是非オススメします。アーカイブスで見て久しぶりにプレイしましたがやはり面白いです。