魔王 [DVD]
友人から借りたDVDを見てハマり、後日DVDを購入。
ストーリーに引きこまれたのは、第1話後半の実況検分のシーン。現在と過去が交錯する緊迫感溢れるドラマティックな演出に加え、成瀬弁護士を演じる大野さんの演技に脱帽。台詞は決して多くはありませんが、目の表情が実に雄弁。特に芹沢刑事が床に仰向けになるシーンでは、過去の記憶に襲われて身動きできない相手を冷やかに観察しているような、その姿の向こうに刃に倒れた弟を見ているような。家族の仇に対する憎悪だけでなく、深い悲しみと絶望が見えた気がしました。
根は愛情深く善人であるが故に回を追うにつれて苦悩する成瀬弁護士、身内に襲いかかる不幸の連続と過去の記憶に苛まれる芹沢刑事、いずれも見応え十分。また、彼らの周囲の人々にもそれぞれのドラマがあり、併せて楽しめました。
ストーリー展開が毎回スピーディーでドラマティックで、最後まで一気に見ることができました。
当方は単純に、元凶たる芹沢刑事を殺害することが最終目的だと考えていたので、成瀬弁護士の描いていたシナリオが明らかになった時には目から鱗が……。彼の真の目的や覚悟を知った上で最初から見ると、1つ1つの言動に対してまた新たな感情が生まれて2度楽しい。
ストーリーもさることながら、W主演の若いお二人には華があり、何より演技が確実でした。
成瀬弁護士演じた大野さんに関しては、先述の通り特筆すべき演技力。残酷で完全に自分をコントロールしているかと思えば、無垢で情深い一面が垣間見えたり。感情を露わにする場面でも決して大仰ではなく常に過不足ない演技なので、表情や台詞が抵抗なく心にすとんと落ちます。
生田さんも素晴らしかった。温和で常に冷静な成瀬弁護士に対し、芹沢刑事は人目憚らず怒鳴るわ泣き喚くわ、「冷静になってー」と突っ込みを入れたくなる一昔前?の熱血漢。成瀬弁護士が「静」なら芹沢刑事はまさに「動」。時には「少々力入りすぎでは?」と思いながら見ていたのですが、最終回での生田さんの静かで確かな演技が、互いを赦し合うという結末に説得力を与えていました。
個人的には、しおり役の小林さんの可愛い笑顔に毎回癒されましたし、成瀬弁護士とのストイックな恋は物語に華を添えていたと思います。
セレブ妻演じる吉瀬さんのファッションや、忍成さんの完璧なチンピラっぷりも楽しみの一つでした。
主題歌も、ドラマの世界観に合っていたように思います。
特典DVDも内容が充実。
制作発表時の赤を上手に取り入れたキャスト陣のファッションは見もの。
成瀬弁護士の外見でぽわんとした雰囲気でもたもたと喋る大野さんが随所に見られ、ドラマとのギャップが面白かったです。
山田太郎ものがたり [DVD]
とてもあたたかい人たちに囲まれたお話。
毎回ジーンとしてしまい、
コロッケが出てくる話は大号泣でした。
二宮さんや、櫻井さんの演技はもちろんのこと
多部さんの演技がとてもおもしろく、大好きなドラマでした。
弟役や妹役の子も今、たくさんドラマに
出ている子ばかりなのでチェックしてみてもおもしろいです!
Otome continue Vol.2
黒執事は知っていたし、テレビで視聴したこともあったけれどイマヒトツ魅力が掴みきれていなかった。
でも今回の特集で、この作品の持ついくつかの要素からかもし出される魅力が判った気がする。
ただ、もっと関係者のコメント・インタビューが読みたいと思った。
更なる特集の機会があれば、もっとボリュームのある特集を期待したい。
コラムも2冊目にして、特色が出てきて良い!
相撲コラムの「横綱審議委員会インディーズ」もコラムの題材の着眼点が良い。
この時勢だからこその、大相撲支援コラムを期待したい。
あと「相方語り」のコーナーはずっと続けて欲しい。
この雑誌を買い続ける気持ちにさせてくれるから。
SEEDS OF MOVIES カルシウム
子供の頃、毎晩ラジオドラマにワクワクして、高校は放送部で制作。30年経って久しぶりに聴いた。しかも iPod に入れて。これは不思議な空間だ。本来、これは難しい台本だと思うが、本当に自然。透明人間になって他人の家にあがりこみ、目を閉じ、息を殺して聞いている気分だ。映画なら音だけの超アップ。特に山口紗弥加(の声)には惚れてしまった。宮坂あゆみは、これは演技?素?忍成も独特の空気感がある。これはラジオドラマではない、映画でもない、新しいジャンル!しかも、気になる。終わり方にフラストレーションがある。最後もう一工夫あれば星5つ・・・