フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人 (講談社ノベルス)
凄いショックを受けた。2001年、裏ベスト1。
「2001年のライ麦畑でつかまえて(暗黒バージョン)」 って感じっすよ!
いきなり萌えな妹が「おにーちゃん、おは」と合鍵を使って入ってくるオープニングからすでに壊れていて、モードが小説じゃなくて、ギャルゲー。
が、この萌え妹が自殺。
現れた男が見せるビデオは、妹のレイプ盗撮ビデオ。
始まるのは復讐劇。
レイプ男の娘たちを拉致監禁する主人公。
出てくる奴等が、みなキャラクターでありすぎるほどキャラクター。
ケロちゃん×さくらちゃんの鬼畜同人なんか描いてるの姉、しかも予知能力あり、ときたもんだ!
拉致監禁している主人公がピュアに描かれる構造は、 うそ世界の上にグラグラと積み上げられた妄想サブカル世界で、穢れをしらぬ少女を壊していく酷いギャルゲーそのもので、でも、それがぼくたちの現実だと叫ぶキャラが自分の中にいる気がしたり。
そして、怒涛の展開と、場外乱闘のような結末。
万人にオススメはできないが、一点突破の衝撃力が巨大。
Keme VOL.3 千羽鶴 (紙ジャケット仕様)
もう30年以上も前のこと。
当時高校生だった私は、
ラジオで初めて「遠りゃんせ」を聴いて以来、
門谷憲二さんとのコンビによる
「遠りゃんせ」シリーズの新曲が待ち遠しくてなりませんでした。
喧噪な日常からふっと懐かしい場所に帰ってきたような
忙しい毎日の中で忘れてしまっていたものを
思い出させてくれる、そんな気持ちにさせてくれる曲達でした。
当時の懐かしい思いや切ない思い、
今聴いてもよみがえります。
フリッカー式 <鏡公彦にうってつけの殺人 > (講談社文庫)
悪いけど、僕は別に読書家というわけではないので
トリックがどうだとか構成がどうだとか、
…とかにあまり気の効いた事は言えない
そんなのはどうでもいい。
こんなレビュータイトルなのにごめんなさいね
だって頭が悪いから。
そんな僕が気になったのは、 や た ら 出てくる音楽やアニメからの引用
…それだけ。 だって頭が悪……
…なのに昨日、クリスマス・テロルまで読み終えてしまった
この作品を読んであまりピンと来なくても
次の「エナメルを塗った魂の比重」まではどうか読んでみて欲しいな。