クイズ!ヘキサゴンII 2009合宿スペシャル [DVD]
アゴファミリーがあんなことをしたり、こんなことをしたりで、わーっとなってわっしょいわっしょいでエンディングを迎えて、最後にビートルズの「HELP!」を歌って終了。おもしろかったです。
オモバカ8(エイト)~第一回オモバカ王者決定トーナメント~ [DVD]
二回目の放送見て「うわっ、こんなん知らんかった」とやられた感じでしたが、12/30には年末特番(全国?)があるみたいですね!DVDもそうなんですが、最近あったネタ番組では出てこないような豪華なメンバーのギャグ対決。やっぱり売れてる芸人さんは一発ギャグもおもしろいんやなぁ。
定家明月記私抄 続篇 (ちくま学芸文庫)
昔の人の日記ほど、当時の人間の考え方、価値観が生で伝わるものはない、といえるかもしれない。平安から鎌倉を生きた定家と我々21世紀の日本人の間に、死生観をはじめとする価値観の隔絶があるのは当然として、むしろ変わらないものというのは、親子の情なり儒教や仏教など大きな背景を通じた文明なりの、「やまと民族」という枠を超越した部分である気がしてならない。たとえば、当時の人々が和歌に託した思いや情感・思想を、我々がただ名目上同じ民族であるという事実だけで味わい読み取ることができるはずもなく、恐ろしいほどの知識の蓄積が、そこには求められるのだ。
著者は藤原定家という当時の文化を代表する知識人の日記に対して、独特の距離をとる。「定家の日記の読み手である著者」の文章の読み手である本書の読者は一種の入子構造を目の当たりにするわけだが、そのことを意識させることがこの距離感の狙いであると受け取った。
「それぞれの時代の文化は、それぞれの言葉に含まれた暗黙の信号を含むがゆえに文化なのである。文明は説明可能なものによって成る。」 至言であろう。
jupiter
このアルバムでは淡々とした日常や等身大の感情や
日々で感じる孤独感にも光を当てている点で、
とても人間的な藤くんの「自分」の姿が浮き彫りになっています。
収録されている10曲の内容は次の通り。
1「stage of the ground」
人間だから不可能もあって、小さな存在ではあるけれど、それでも宇宙の中心は
「自分」だと唄う、壮大でエネルギーあふれる曲。元気になれる。
2「天体観測」
今この瞬間を生きている「自分」を唄った曲。
発表後、数年してドラマの主題歌にもなった。
メジャーデビュー後、最初のヒット曲になったために、メンバーが周囲の
雑音に戸惑ったせいで一時は「恐い」とまで言っていた曲。
現在では他の曲と変わりなく、大切な曲として受け入れているそう。
3「title of mine」
藤くんが、自身が抱える孤独感を、ストレートに唄った曲。
そのストレート過ぎる内容に当初メンバーも戸惑ったものの、
一人のメンバーの「これ、良いよ」の一言で世に出た。
(さあ、このメンバーは一体誰でしょう?)
等身大の、リアルな感情ゆえに、胸を指す一曲。
4「キャッチボール」
増川くんとの合作という珍しい曲。のんびりーとした二人の雰囲気が
曲全体に良く出てる。互いの感情や思いのやり取り、
そして距離感が変化していく様を、キャッチボールで例えた。
5「ハルジオン」
「自分」の中に存在する「矛盾」を、ハルジオンという花で例えた。
枯れても、枯れない、という言葉で矛盾を表現している、難解な曲。
とにかくギター部分が、「カッコいい!!」ロック。
6「ベンチとコーヒー」
藤くんの日常を、そのまま描写したような曲。
「自分」に無い、他人の一面を見ては、うなだれたり、
苦笑したりする様が淡々と語られ、そんな「自分」でも
傍にいてくれる人がいる事に心温かくなる様が描かれる。
そんな風に他人によって「自分」を感じたり、見つめる曲。
7「メロディーフラッグ」
音楽を目印にして、「自分」はここに居るよ、と旗を掲げる曲。
メンバーの知人が入院した際、その知人に曲が届いて欲しい、という
想いを込めて作られた曲。壮大な雰囲気でありながら、切ない曲。
バンプが自分のためでなく、人のために書いた珍しい曲でもある。
ちなみに、その知人の方は無事回復したそうです。
8「ベル」
藤くんの日常を切り取った曲。
疲れきって孤独な瞬間、ふと誰かの優しい言葉に
震えながらも、「自分」の事なんか・・・と
強がる心情を、切なく唄っている。
9「ダイヤモンド」
歌詞には一切出てこない「ダイヤモンド」は、
削られる事で輝きを放つ宝石と傷だらけの「自分」を重ね、
傷があるから輝くんだ、と訴える事で強い自己肯定感を与える。
これがメジャーデビュー後、初のシングル曲。
「カウントダウンTV」でのオープニング曲として採用された。
10ダンデライオン
バンプらしい、寓話的な曲。結局は、ひとりよがりでしか無かった
「自分」をライオンに投影した哀しく切ない歌詞。
なのに曲調が明るいのでギャップがあって面白い。
余韻も無く、ジャン!!と終わるので最初はビックリした。
・・・という10曲に合わせて、お約束の隠しトラック付き。
毎度思いますが、隠しは本当に、これが「ハルジオン」を
唄っている人と同一人物か?と、爆笑します。
今も昔も変わらず、「自分」というものに、こだわり続けている
バンプ。21歳前後の彼らが製作した、このアルバムは
等身大の日常を織り交ぜ、背伸びしていない印象なので、
個人的に、とても好きな一枚です。
あと、曲に対する解説は、あくまで私見ですので、正解ではありません。
聴いた方が、それぞれの日常で、感じるままに聴くのがベストだと思われます。
是非是非。
定家明月記私抄 (ちくま学芸文庫)
紀州路、熊野街道では王子社の多くに明月記からの抜粋資料が掲示されています。 これを読みつつ足を進めるうちに、後鳥羽院の随員のひとりになったような気分になってきます。 藤原定家は、後年、正二位、権中納言まで出世し、後世には小倉百人一首を残し、現在もなお歌道の名家として残る冷泉家の祖としても名を残しました。
しかし、その定家も後鳥羽院の熊野詣に随行したときには四十歳、ようやく前年に昇殿を許されたばかりです。自分の子どものような少将どもと混じり、情けなさに身の不運を嘆いたり、、院のわがままに振り回され、咳病など持病をおしての宮仕えの苦労もあるなど、800年前の官僚の日記が身近なものに思えてきます。文明は進んでも人間のやっていることというのは、たいして変わらないものだということをあらためて感じさせます。