バーバーのアダージョ~安らぎの名曲集
アダージョそしてラルゴがお好きな方には最適なオムニバスです。珠玉揃いの中でも、やはりヘンデルのオンブラ・マイ・フが秀逸で、美麗かつ荘厳な曲調は"G線上のアリア"を凌ぐものがあります。1000円という価格帯を考えれば、これ1曲で元が取れます。アンダンテ・カンタービレは、かのトルストイが初演を聴き、涙したという逸品。パヴァーヌの壮麗さは説明不要でしょう。
名曲で綴る世界の旅 DVD-BOX
音楽はとてもよく名所によくあっています。ナレーションが無いので、音楽も同時に楽しむことができます。仕事を終わった後に30分癒しの音楽で旅行気分に浸っています。ただ、画質はあまり良くないので、それを期待している人には不向きかも。
エルガー&ディーリアス:チェロ協奏曲
エルガーは『威風堂々』あたりが、お気楽暢気な結婚式などで親しまれているようであるが(結構なことである)、チェロ協奏曲および『エニグマ』という古今に聳え立つ大傑作がある。それしも、ことにチェロ協奏曲おいては、ジャクリーヌ・デュプレの演奏で聴かなければ、この大傑作の“真実”に触れることはできないだろう。
主テーマを奏するデュプレの演奏には、音楽を超えたものが宿る。音の背後に、最中に、音楽という人間現象の言葉を超えた何者かが湧き上がり、棲息し、充たす。それは到底、時間と共に消えうせるものとは、評者には思えないのだ。
指揮者のバルビローリもその燃焼度は同格。
こういう音楽は、人間を危うくする。とても平静ではいられない。
久しぶりに聴きなおしてみて、その感を一層強くした。こんな凄まじい音楽(演奏)は、いっそのことなかったほうがよかったのにと思うくらいだ。少なくとも人間ジャクリーヌにとってはそうであったのではないか??
愛の挨拶~イギリスの優しき調べ/デイヴィス
日本でも毎年衛星放送で中継のあるBBCプロムスのラストナイトでおなじみのBBC交響楽団とサー アンドルー ディヴィスの名コンビが過去に残した録音からエルガーを中心に近代イギリスの有名な作曲家が残した聞きやすい小品をまとめたこのCD。
プロムスのラストナイトを見たことある人、イギリス音楽ってどういう作品があるのかな。。と興味ある人に是非聞いて欲しいCDです。