グリッター [DVD]
マライヤファンの私だが、見るまではマライヤの演技力が正直心配だった。しかしちゃんと演技のレッスンを受けたマライヤの演技はとても自然で、普通に映画の世界に入ることができた。ストーリー、演出の面では気になるとこもあるが、やはりこの映画の魅力はいろんなマライヤを見ることができることだろう。ストーリーはフィクションだが、もしかしたらマライヤもこんな風にレコーディングや作曲をしてるのかなと楽しめた。そしてやはり全面的にかかるマライヤの曲!あらためてマライヤの歌唱力、作曲のセンスが抜群だと思い知らされた。この映画の企画から頑張っているマライヤの新たな一面が見れるこの作品は、やはりファン必見である。
Lost in Time
デビューアルバムはソウルだけど、日本人にも自然に染み渡る
毛色が少し違う上質のメロディーでした。
シンガーとしては決してうまくなく、ファルセットも頂けない。
とは言え、我々が取っ付き易い、他のブラックミュージシャンに比較して
断然上品ですが、このアルバムでは彼の苦悩を感じてしまう。
やりたいことが見えてないのでは?
次の作品に期待します。
グリッター [DVD]
以前からマライアの大ファンですので見てみたいと思いつつ、やっぱり演技力は期待できないのではないかと思っていましたので購入は思いとどまっていました。
でもファンなら鑑賞はもちろん持っておきたかったということもあり購入。
感想は【観てよかった!】です。
上手く評論も説明もできませんが、とても元気をもらえると思います。
マライアの歌に対する姿勢なども感じられ、そして改めてマライアのすごさや魅力を再認識できました。
ファンの方はもちろんこれからマライアを知りたいという方にもおすすめの作品です。
ロスト・イン・タイム
前作の成功で勢いづいたか、約2年ぶりという、今までよりはペースの早いリリースとなった今作品。
いや〜、もう凄い作品に仕上がってますよ!
コンセプトは70年代のR&B・ソウルへのオマージュとのことだが・・
確かに一曲目から、フィリーソウルのマナーに忠実な曲調でスタート。おいおいスタイリスティックかよ!と思いきや・・
ともすると、ただの懐古主義的で終わりそうな作品が多い中、これは違うよ〜!!
現在進行形の由緒正しい“ブラックミュージック”“生音重視”うれしいです。
久しぶりのフェイス・エバンスをフューチャーした#2なんかは、シェリル・リン??風のベースラインが最高に気持ちよく仕上がってるし、
シングルカットの#3は、リル・ウェインも獄中で(おい!)感動したという、珠玉のスロー。
エディー・レヴァードなんかにも競演お願いして、『わかってる』仕上がり。
#11なんかは、最高のクロージングナンバー!
ハリケーンや前作なんかを遥かに凌ぐ、いやいや最近のR&B関連随一のアルバム。
歌唱力はいわずもがな、最近のマクスウェルしかり、ニュークラシックソウルの重鎮、最近絶好調ですね。
70年代R&B・ソウル〜80年代初期ブラコン好きは、マスト!
トランスアトランティック・RPM
「やべー何やら半端なく質の高いジャズファンクが流れてんな」と、
某外資系CDショップの店内BGMに思わず耳がダンボになりつつ
「NOW PLAYING」のフレームに目を向けるとそこにはインコグニートの新譜が...
思わず「あぁ、インコグなら当然か。」と納得してしまった自分...
しかし考えてみればこういう水準の音を鳴らしても当たり前に受け止められてしまう
ポテンシャルを備えていること自体が既にグレートなのだと再認識した次第。
アタマの「Lowdown」からメロディーが冴えている。
そして百戦錬磨の磐石の布陣が生み出す練れたグルーヴ。
砂漠のような2000年代を通過してもはやインコグは他の追随を許さぬ境地に達してしまった感がある。
洗練を極めたUKスタイルのジャズファンクにおいて彼らの演奏を凌ぐグループは未だ世の中には存在しないのだろうか。
結成30周年??
いまや不動の地位を築いているブルーイだが、未だその才能に枯渇の兆しは見えない。
彼らの音を未だに90年代の残照だと捉える向きがあるのならば失礼にも程があるのでは?
間違っても「アシッドジャズ」などという滅びた単語を持ち出すなかれ。
とにかく2005年「ELEVEN」以降のタイトかつ洗練度を増したサウンドを全面的に支持します。
世の中には永遠に切り続けて欲しい金太郎飴も存在する。
その切り口は常にフレッシュなのだ。
ブルーイは枯れない!