超字幕/ティファニーで朝食を (キャンペーン版)
初めて超字幕シリーズを購入しました。使っての感想です。(参考までに、当方は形式的な旅行英会話がなんとか出来る程度の英語レベルです)
【イマイチな点】
×厳密に台詞を日本語に翻訳しているわけではありません。あくまで映画用の字幕翻訳(限られたフレーズで文章を読ませなければならない字幕の 制約上かなりの意訳となっている箇所、主人公のイメージを損なわないための未翻訳など有り)をそのまま日本語字幕として使用しています。
×そのため、日本語字幕となったその英文が必ずしも、他の場面で同じ意味になるとは限りません。英語の勉強上は誤用を生みやすいかな。
×ソフト上の問題として、画像の拡大機能がフル画面と半サイズのふたつしかない。前者の場合は、字幕をリピートしようとする場合、かなり操作が不便となってしまう。英語の勉強としては、もう少し操作性が向上することを望みます。
【良かった点】
◎日本語字幕だけではなく、英語の字幕も出るのですが、これが素晴らしい。意訳された日本語と違った本来の英語の意味がわかります。むしろ、 こっちのほうが英語の勉強になります。
◎具体的にひとつあげると、最後のタクシーの中でのシーンで、婚約を破棄されたホリー(オードリー・ヘップバーン)が、その元彼を罵る台詞があります。日本語字幕では、たんに「あの男は意気地のないネズミよ!」程度の字幕しか出ないのですが、英語字幕を読むと、GEE!という俗語がしっかり書かれています。どうやら、クソったれ!とかいう意味らしく、ネズミ野郎をさらに罵る言葉のようです。日本語字幕では、おそらく翻訳制約上の理由と、ひょっとしたら、ヘップバーンのイメージを損じかねないような台詞をわざとオブラートに包んだ表現にしているということかもしれません。
しかし、こういう台詞を吐くキャラクターを見事に演じきっているオードリー・ヘップバーンの努力を、日本語字幕ではなかなか理解できません。むしろ今回英語字幕を読んで、ヘップバーンの女優魂にあらためて敬服しました。
◎総合的には、日本製DVDだけでは、どうしても触れることが出来ない面を理解できるようになったので、◎◎◎です!
ま、英語に自信がある人にとっては、日本製DVDの音声と字幕を英語選択にすれば問題ないわけですが、自分のような英語低レベルの人間にとっては意義のある製品と思います。これのみで十分な英語学習にはなりがたい面もありますが、この製品をきっかけに英語学習の意欲が増すことにはつながるのではないでしょうか。
それと、英語力の自信のない人にとっては、この超字幕シリーズで作品を選ぶ場合、はじめて見る作品ではなく、好きで何度も見ていて、どのシーンでどういう台詞が出るかを、ある程度知っている作品を選んだ方がいいのではないかと思います。
ティファニーで朝食を [DVD]
オードリー・ヘップバーンって名前を聴くと_ジャパニーズならヒップバーン?って聞こえて、お知りが大きいのかと思えば、小柄で女性なオードリー?
聴けばバレエもダンスも踊れるとか・・・・・ダンサーだったんだ彼女?
しかし、映画の挿入歌の「ムーン・リバー」は、彼女がギターを弾きながら歌っていたけど?
街には、川が流れてるから・・・・美空ひばりの「川の流れのように」を想い出すんだ。
秋元さんの作詞の歌詞だったみたいだけど?
ムーンリバーの曲が印象的だったので、自分はギターとピアノで曲を練習しました。
映画音楽シリーズの楽譜を買ってきて、映画のワンシーンを思い返しながら_きれいな旋律の曲を弾きながら少しせつなさを感じながら〜やはり、なぜか?美空ひばりさんの川の流れのようにを想い出すのでした。
The Rose~I Love Cinemas~
ついに待望の手嶌 葵さんの「TheRose」のカバーが出ます。
ゲド戦記「テルーの唄」に起用されるきっかけになった曲であるTheRose他
洋画主題歌の名曲がぎっしり詰まった秀逸のアルバムです。
詳細:http://www.barks.jp/news/?id=1000037941&v=f
ちなみにMY SOUNDで「TheRose」のみ先行で配信されているのと
他の曲も試聴出来ますから是非聞いてみて欲しい。
http://mysound.jp/music/detail/tYV51/
2/29には「TheRose」でテレビ朝日のミュージックステーションに出演するようですね。http://www.tv-asahi.co.jp/music/
絶対お勧めの一枚です。
グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)
いわずと知れた「失われた世代」の作家フィッツジェラルドの代表作。
はっきりとした起承転結、絡み合う人間関係、伏線と予定調和、そして状況描写→心理描写→風景描写と続く叙述――
いわゆる普通の小説らしさをきっちり備えたこの本の傑出したところは、印象的な風景描写と物語との相関性、そして視点人物にあると思います。
多くのシーンが、あらゆるものが金色に染まる夕刻から始まり、喧騒と孤独な夜へ、そして全てをあからさまにする朝へと描写される様が
そのままストーリー全体を象徴しています。その描写一つ一つがとても美しくも儚い。例えば、
「夕映えの色は褪せ、彼女の面からも、黄昏に楽しく道路から去っていく子供のように、あとに心を残しながら刻々と光は消えていった」
この小説の最大の特徴は視点人物のニック・キャラウェイの存在にあります。
彼の冷静でいて達観したかのような叙述が特徴的で、また彼が経験を重ね成長するにつれ、事件や人物に対する印象が少しずつ変化していくのも読み取ることができます。
ひと夏にして豪華・壮麗と虚栄・孤独を目の当たりにしながら、最後に彼はこの父の言葉の意味を知ることになります。最後まで読んでみて下さい。