運命の出会い サラブレッドにかけた夢 [DVD]
「将来はダービーに勝つ馬を作りたい!」と、幼少の頃に夢を繋げた。
一時は恵まれない時期もあったが、長い間護り続けたこだわり、
それはサンデーサイレンスが来る前に、
名種牡馬ノーザンダンサーの直仔、ノーザンテーストの仔
ダイナガリバーによって叶えられた。
その後サンデーサイレンスが日本に来てからの産駒の活躍は
ダービー制覇など、様々な面で貢献し続けている。
サンデーサイレンスのあまりに短かった種牡馬生活、
そしてサンデー産駒の活躍を見ぬまま世を去った吉田善哉さん。
競馬が本当に好きであれば、見て欲しい作品である。
サンデーサイレンス 永遠なる血脈 DVD-BOX
日本の競馬界を席捲したサンデーサイレンスの生い立ちから現役時代、産駒の活躍まで余すところなく盛り込んであります。特にVol.1で紹介されている、生い立ちや現役の走りっぷりは(ベルモントSを除けば)凄さを感じさせます。
また、Vol.2、3では、2002年までの産駒を世代別にまとめ、そのGI勝利レースはノーカット、重賞勝利はゴール前(海外も地方も含む)が収録されています。世代ごとの重賞レースを流した後で、競馬評論家の須田鷹雄さんと合田直弘さんの対談があります。合田さんの日本馬に対する見方も参考になりますが、須田鷹雄のサンデー産駒の”トリビア”がイイ味出してます。見た後で満足感に浸れる1本です。
ただ惜しいのは、産駒の2003年の活躍ぶりが無いことぐらいでしょうか?たぶん、残りの産駒でVol.4、フジキセキやスペシャルウィークなどの”産駒の産駒”でVol.5が出てほしいですね。
運命に噛みついた馬―サンデーサイレンス物語
生まれたときからの落ちこぼれ…いまのSS様からは思いもよらない話。
過酷な運命に翻弄されながらも日本ではすばらしい成功をおさめたSS。
ただの名馬物語ではなく、SSを巡る人間のドラマが…ここにはあります!!
強い馬づくり最前線―吉田照哉競馬対談集 社台ファームの馬は何故強いか
本書は現在廃版状態にあるため流通古書でしか読むことはできないが競馬ファンにとっては滅法面白く、示唆に富んだ本である。吉田照哉氏は競馬ファンならよくご存知の日本最大のサラブレッド生産者、社台ファームの総帥である。この対談は社台ファームが運営している社台サラブレッドクラブのクラブ会報に連載されたものである。社台ファームは、吉田照哉氏の父親である善哉氏が創設し、サンデーサイレンスを輸入し日本のサラブレッド生産のレベルを世界レベルに押し上げた功労者である。あのディープインパクトはその社台グループのノーザンファームで生産された傑作であり、最近のG1レースでは半分位の馬が社台グループに関係しているのではないかと思わせるほどの存在感を示している。この本は時代的にはサンデーサイレンスが日本に登場する前でありまだまだ欧米との距離を感じていた頃にあたる。この後の社台グループの繁栄を知っている現在、この対談を読んでみるとこの本の副題である「社台ファームの馬は何故強いのか」が垣間見えてくるのではないかと思う。日本一の生産者が行う対談だけに対談相手は豪華と言うほかない。ヨーロッパ、アメリカで活躍する調教師、生産者。日本では、岡部騎手、柴田政人騎手という当時のNO.1ジョッキー。調教師は野平、松山、藤沢調教師等。さらに関西馬が急速に力をつけてきた時代に当たり、その代表格である戸山為夫、渡辺栄、伊藤雄二、橋口弘二郎といった顔ぶれである。外国の調教師とは主に馬づくりに関して話が進められている。飼葉の種類や放牧地。新馬のデビューや2歳戦の戦い方などについて意見交換がされている。国内では、海外に遠征したジョッキーに率直に日本の競馬の問題点について語り合っている。岡部騎手の辛口が何とも鋭い。そして、関西場の強さの秘密といわれた坂路調教について関西の調教師に聞く、といった風にポイントをはずさないのは流石と言える。社台ファームの飛躍は、この対談に見られる吉田照哉氏の率直さ、見識の確かさ、人的ネットワークといった面が深く関係しているのではないかと思わせられる。競馬ファンでなければ手が出ない本だと思うが、馬券だけでなく競馬を純粋に楽しんでおられる方にはお勧めな本である。
サンデーサイレンス 永遠なる血脈 vol.1 蒼き伝説の軌跡 [DVD]
BOXセットに特典があるのかどうかわからないが、3枚の中からどれと
言われればまずこれでしょう。サンデーサイレンスの競走映像はそうそう
オンエアされているものではないし、貴重なものとなるでしょう。
ライバル、イージーゴアとのレース。きっとサンデーの気性の激しさ
負けん気の強さの証拠、あのシーンが見れることでしょう。