ほんとうのエコカーをつくろう
自動車関連の職務に就いているため、電気自動車について勉強しようと思い購入しました。
今まで何冊か電気自動車についての本を読みましたが、これほどわかりやすい本はないのではと思います。
電気自動車の構造についての本はよく見かけるのですが、この本では新たに創り出される社会について記述されており、
自動車業界の将来イメージが膨らみ、視野が広がりました。
また、ベンチャー社長ならではの視点も多く盛り込まれており、いい刺激になりました。
事業再生ファンド
事業再生ファンドの種類や特徴が具体例を出しながら書かれているので、金融の知識が少ない私には、非常にわかりやすかったです。
一時期、外資系ファンドはハゲタカファンドと言われていましたが、この本を読めば外資ファンドにも色々あることがわかり、偏見が取り除かれると思います。
ただ、どのファンドも新しいので出てくる投資先がまだ再建途中のものばかりで、ファンドの失敗例とその理由があればなおよかったです。
世界自動車メーカー どこが生き残るのか―ビッグ3体制崩壊後の国際競争
某総研出身で大学等の先生方が纏められた大変真面目な本。自動車好きの評論家が書いたものとは一線を画す。
足元のグローバルマーケット概観を説明し、緻密に自動車メーカーに求められる競争要件を分析する。
個人的には、特に、中国・インド・韓国の新興国の自動車メーカーの歴史や昨今の動きを纏めた部分が重宝した。
気軽に読むには、少し内容が重い専門書。自動車業界に関係する方、興味のある方向けか。
他、グローバル企業の国際競争に興味有る方にはお勧め出来る。激しく動き、変化する業界だけに時間が経過する前に読んでおきたい。
DREAM
オスカー・カストロ・ネビスが、プロデュースにギターと歌で入って、オール・アメリカン・スタンダードなアルバム。"ムーン・ライトセレナーデ"や、"チャタヌガ・チュー・チュー"まで入って、気分はほとんどグレン・ミラー物語。なのですが、彼女とこのバンドメンバーでやれば何故か新しく響くので、そこが良いです。温故知新なアルバムと言うべきでしょうか。ドン・グルーシン、デイブ・カーペンター、マイク・シャピロがコアメンバーなので、そういう意味でもポイントが高い! ドン・グルーシンがこれだけボサノバしているプレイをずっと一枚やってるアルバムはこれしかないのではと思うと、ますます価値が高いのです。また、"Night and day"を楽しくワンノートサンバでやっているところとか、所々遊びも入って余裕な演奏。楽しいです。
Bon Appetit!
寡作で有名なまりやさんですが、長い間出なかったアルバムに、こんなにもタイアップ曲がいっぱい詰め込まれていると、彼女のJ-POPシーンにおける偉大さがわかるような気がします。いつのまにかこの人の声を聴いているんだな、と思います。
『真夜中のナイチンゲール』は、歌唱力に圧倒されます。そうかと思えば、『心はいつでも17才』は、お茶目なミドル・エイジの彼女の姿が見えるようでかわいい。『今夜はHerty Party』では、ゲスト参加したキムタクの「愛してるよ」という囁きまで聴けてしまいます。
蛇足ながら本アルバムで気づいたのですが、この方は鼻濁音をきちんと発音できる、昨今珍しい正統派歌手です。鼻濁音、つまり「学校」の「が」と「音楽」の「が」の違いです。