赤塚不二夫のまんがNo.1シングルズ・スペシャル・エディション
この日をどれくらい待ちわびたことか!
遂に幻の「まんがNO.1」の一端を覗けるなんて!!!!
まんがもさることながら、井上陽水の「桜三月散歩道」は「氷の世界」に入ってる「桜〜」とは違うナレーションが入ってて、こっちの方が「氷の世界」バージョンに較べて名曲とマニアの間で言われてただけに、聞けるのが非常に楽しみ。
地獄小僧 (ちくま文庫)
天才である円間博士とその息子大雄の奇妙で恐ろしく、そして孤独な物語。
医学的・科学的根拠等の説明は一切ないものの、
脳移植を行う様は、ある意味ではフューチャー。
単純なホラーと侮るなかれ。
後半一人彷徨う地獄小僧には、「はみだし者」の孤独が見え隠れするのだ。
・・・とはいえ、やはりホラー漫画なのだが。
地獄のどくどく姫 1 (ホラーコミックス)
いわゆる妖怪退治モノです。1冊で1つのお話。“どくどく姫”は見た目は不気味で怖いですが、人間の願いを聞いて悪霊を退治してくれる(本当は自分が悪霊の魂を食べるためだけど)正義の味方?です。彼女の眼は普段固く閉じられているのだが、ひとたび開かれると…。ストーリーは至極単純だけど、絵が秋田書店の描き下ろしシリーズの中では一番良いし、手軽にグロテスクなホラー漫画が読みたいって人にはうってつけなんじゃないかな。先生らしさは出てると思う。安いので元はとれますよ。
地獄変 (マジカルホラー (5))
主人公は作者の分身である、自分の吐いた血で絵を描き続ける地獄絵師。祖父はヤクザで旅の博徒。母は息子を虐待し続けたサディスト。死人を相手に飲み屋を営む妻、幼くして既に猟奇趣味を持つ息子と娘など家族もみな普通ではありません。ヤクザに身を落としてはいるが元は唯一のまともな人間であり、子供の頃いつも兄を守ってくれた優しい弟も、襲撃されたあげくおぞましい一片の生ける肉塊と化してしまう。主人公の口から語られる、血塗られた告白…。先生曰く“親族に関する事実を心象風景として表現した”という自伝的作品です。「地獄の子守唄」を極限までエスカレートさせたような作品で、異常なまでのテンションのラストが凄まじい。恐怖漫画の裏の帝王である作者が持てる力の限りを注いで描き上げた、日野漫画最高傑作。
マンホールの中の人魚 ~ザ・ギニーピッグ [VHS]
シリーズ中どれか、ということになれば、やはり日野氏監督の2作品になると思う。本作もそうだと思うが、事件との関連性や描写の過激さばかりが取り沙汰されて、作品としてのきちんとした評価がされないのは悔しささえ感じる。日野氏の作品は事件とは関連がなかったのにね…現代はシリーズ以上の凄惨で陰湿なテーマや描写の作品があって、今の若い方々にはシリーズの作品はむしろ『かったるい』と感じるかもしれない。でも、まあ、20年以上も前の作品なのでねぇ…
事件の影響で映画の製作が頓挫したとは、悲しい話ですね…