Daydream
小春日和の1日のような、ほんわかムードのDAYDREAMで始まるセカンド・アルバム。伝承曲をアレンジした曲なども多かったファーストに比べ、JOHN SEBASTIANを中心に彼らのオリジナルが一気に増え、まさにグッド・タイム・ミュージックが弾けた1枚だ。
DAY BLUES、LET THE ROCK AND ROLLなどR & Bやロック色の濃い、よりハードな曲を散りばめつつ、軽妙・洒脱なポップ・ワールドを展開。7~9曲目のJUG BAND MUSIC、DIDN'T WANT TO HAVE TO DO IT、YOU DIDN'T HAVE TO BE SO NICEの3連発で、彼らの才能を否応なく実感する。
アメリカン・ミュージックには往々にして泥臭さを感じさせる面があり、それが魅力の一つだったりもする。でも、その泥臭さを粋で都会的な音楽に変えるLOVIN' SPOONFULは、もっと魅力的だ。